2月15日

2006年2月15日
前回の日記から2晩たった。もう機嫌は直っている。とはいえ、一度相手と話し合っておいたほうがいいのかな、それも早いうちに・・・とちょっと思ったけれど、ブチ切れたことを相手が分かっていたので(やっぱりね)、これ以上言う必要は無さそう。
気を取り直して行きまっしょい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

今朝、出社の途中で電車が止まった。保安器の故障だそうだ。そのせいで、会社の最寄り駅に着くのが10分遅れた。
まずい・・・、遅刻だ。

僕の席に近い同僚たちは、ほとんどが僕より遅く出社する。なので10分程度の遅刻ならば気付かれないのだけれど、念のため駅で遅延証明書をもらった。後から出社する上司に律儀に遅延証明書を提出するのはただの嫌味になっちゃうな・・・と考えながら、駅から猛ダッシュ。

同じ電車から降りた人たちは10分程度の遅刻は何とも思っていないのか、あるいは走っても大して時間が変わらないくらい駅から近いところで働いているのか、普通の速さで歩いていた。その横を走って抜いていく。ちょっと気分がいい。
しかし全員を抜きさったあたりで疲れ、歩いてしまった。入社したての頃は駅から会社まで涼しい顔で完走出来たのに。
あの頃と比べると、体重が10kgも増えたし体力も落ちた・・・。
そういえば、来月下旬から野球部の活動が再開されるけど、ついていけるだろうか。

この冬の間にバッティングセンタでバットを振りまくる予定だったのに結局大して行っていない。これはある種、今流行の振り込み詐欺だ。バットを振り込むと人に言っておきながら何もしなかったのだから・・・って、今日はこの冗談が言いたかっただけ。
長い前振りでごめんなさい。

ため息

2006年2月14日
さっきの更新をしてからまだ3時間くらいしかたっていない。現在午前3時をまわったところ。いったん布団に入ったけれど全然眠れなくて、パソコンの電源をまた入れた。

日付が変わって今日はバレンタインデーだ。
この日ばかりは女性がうらやましい。この日は日頃の感謝の気持ちや恋愛感情を伝えられるのだから。
男性が女性にそういうことをする日は特に無い。僕だって人に気持ちを伝えたいのに・・・、それも1年に1度といわず何度でも(←さらりと書いたけれどけっこう切実)。
実際に人に何かしてあげようとするときは恩着せがましくなるのがイヤで、ぶっきらぼうな態度になってしまうのだけれど。人に何かをしてあげるきっかけの作り方とか態度とか、もうちょっと考えなければいけないな。

さて。
13日の夜、組合執行部の活動があった。僕は別の会議があってほとんど参加出来なかったけれど、最後だけ顔を出した。そこで組合執行部の女性から義理チョコをもらった。

僕がもらったのはさきいかにチョコをからめて、さらにカレー味にしたもの。ぱっと見て、ひく。うーん、でもこういうのでもいいか・・・と気持ちを落ち着かせて一口食べた。味はそんなに悪くないな・・・と思ってさらにどんどん口に入れて、予想外の後味のまずさに悶絶した。これはひどい。

どうしよう、これ・・・と思っているうちに、悲しみが津波のように押し寄せてきた。こんなことをされるために組合活動をやっているわけじゃない。
食べた感想を言うとき、悲しみで声が震えるのがハッキリと自覚出来た。他の人が僕の声の震えに気付いたかどうかは不明。

このチョコをくれた人に悪気が無いのは分かるし、イヤな顔をしたら相手もつまらなく感じてしまうだろうと分かっていながらも、不機嫌になってしまった。
世の中のいろいろな考え方を受け入れられるようになったつもりだったけど、バレンタインのおふざけだけはイヤだ。

もう一回横になることにする。次に目が覚めたときは機嫌が直っているはず。

前回の続き

2006年2月13日
2月12日。久しぶりその3。

mio・Uさんと遊んだあと、家に帰ると日付が変わっていた。パソコンを立ち上げてメールのチェックすると、ものすごく意外な人からメールが届いていた。
もう10年も連絡をとっていない高校時代の同級生のNからだ。
連絡先は特に伝えていなかったけれど(高卒当時は携帯電話もメールも無かったし)、Nは「ゆびとま」というサイトを通じて連絡をくれた。
http://www.yubitoma.or.jp/

昨日から何通かメールのやりとりをしている。Nは今、免疫学の勉強をしているそうだ。そういえば高校生のときからNは勉強好きだったなあ。
Nも東京にいるそうなので、もしかしたら近いうちに会うことになるかもしれない。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「久しぶり」の話を2回に分けたけれど、2回目は短すぎ。バランスわるっ。
2月10日。久しぶりその1。
四谷のライブハウス「四谷天窓.comfort」に行った。お目当ての歌手はもちろんaya。ayaと話をするのは12月の中旬以来で、ちょっと久しぶりな感じがする。ayaとそのマネージャはにこにこしながら「明けましておめでとうございます。」なんて言う。ウケた。

この日、2番目にライブをした酒井学というミュージシャンは弦バスのことをウッドベースと言っていた。へー、弦バスをそう言うこともあるのか。
ちょっと調べてみるとコントラバスにはいろいろ言い方があり、弦バス・ウッドベース・ダブルベース・アップライトベースなどとも言うらしい。ちなみにコントラバスを弦バスと言うのは吹奏楽だけなんだそうだ。勉強になった。

2月11日。久しぶりその2。
大学時代に知り合った仲間、mio・Uさんと会った。みんな大学寮の仲間だ。mioとはときどき会っているけどUさんと会うのは2年ぶりか3年ぶりか、そのくらい。すごく久しぶりだ。
Uさんは物理を専攻した2つ上の先輩である。

Uさんといえば、忘れられない名言がある。それは僕が大学3年生のときだった。
mioが僕の部屋でテレビゲームをしていて、僕はベッドに寝そべって本を読みながら、ときどきmioの背中越しにゲームの様子を見ていた。ゲームのタイトルは忘れたけれど、火の手があがったり煙があがったりするアクションゲームだったことはたしかだ。

そうやってのんびりしているところへ、Uさんが入ってきた。Uさんもしばらくゲームの様子を見ていたが、唐突にこう言った。

「今のは物理の爆発じゃないね。」

僕、思わずのけぞる。物理を専攻する人はそういうものの見方をするのかあ。

話を11日のことに戻す。
待ち合わせ場所でmioとUさんを見つけた瞬間に、Uさんの誕生日が2月9日であることを思い出した。うわっ、まずい、誕生祝いを何も用意しなかった・・・。
正直に「顔を見た瞬間に誕生日を思い出しました。2月9日ですよね?」と言うと、よく覚えているなあと言われた。
Uさん、30代も実り豊かでありますように。

長くなってきたので、その3は次回。
話し合いの最中にふと思った。「〜しかない」という言い方は知性を感じさせて格好いい、と。たとえば、「それについてはいろいろ考えたんだけど結局これしかない。」というような言い方をされると、この人は頭いいなあ、なんて思う。

「しかない」がどんなときに使われるかといえば、まず挙げられるのは何らかの問題に対して解決策を決めるときだろう。いろいろと対策や可能性を思い浮かべた上で1つに絞り込んだとき、これは「〜しかない」となる。

たくさんの可能性を思い浮かべるという行為が知的だし、さらに、1つに絞り込むという行為も知的だ。絞り込むには俎上にあげられたことをすべて吟味し、長所や短所を割り出し、比較しなければならないからだ。こうした過程を経て初めて「〜しかない」という発言が生まれる。
「〜しかない」という言い方は腹をくくった強さをも感じさせ、それも格好良さを感じさせる要因の1つだと思う。

たくさんのことを思い浮かべ、それを絞り込むという行為はゲームではよくある。ゲームでは自分のやるべきことをいろいろ考えた上で、決断する。そう、「〜しかない」が一番似合うのはゲームしかない。

子供のころはゲームでよく遊んだけれど、大人になるにつれて遊びの種類が少なくなった。一抹の寂しさを感じさせる。今では人と会うと酒飲みか麻雀くらいしかない。

もっといろいろ遊べればいいのになあ・・・と思うが、あ、1つ大事なことを思い出した。よく考えると、僕は人と遊ぶときに着られるような服をあんまり持っていないんだった。お洒落な服は数着しかない。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「〜しかない。」という言い方を連発してみたけれど、僕が使っても別に知的に見えない。これはもう、誤算というしか(略)。

麻雀

2006年2月6日
この週末、土日をまたいで麻雀を打った。結果は大敗。ひどすぎる負けっぷり。
ということで、今日は麻雀の話。麻雀を知らない人のことも意識して書くので、知らない人もなんとかついてきてください。

駆け引きを考えつつ自分なりに丁寧に打ったのだけれど、まるで奔流に巻き込まれたかのような負け方だった。あれだけきっちり打っての負けなら仕方ない。大敗とはいっても大したレートではなかったので、傷は浅い。

精算後いろいろ考えたのだけれど、場代(雀荘に払うお金)が意外とかさむ。だから場代分くらいは勝ちたい。
恥ずかしながら、場代の分だけ勝つには具体的に何点プラスにすればいいのか計算していなかったので、まずそこを計算してみた。
場代は1時間当たりいくらということで決まっている。勝負にかかる時間を考えると、目安として1回の勝負で初期状態から1000点だけプラスした2着になればいいようだ。あがり点は最低でも1000点なので、要するに1回だけあがって後は順位を意識しながら支出が収入を超えないように注意すればいい。
(レートや場代は場所によって違うし、麻雀は細かいルールがまったく統一されていないゲームなので、この目安は他の人の参考にはならないと思います。ご注意を。)
今回は愚直なまでに上の順位を目指して打ったけれど、狙いを柔軟に切り替えてこの目安も考えて戦えばよかった。

この目安が分かった以上は次から打ち方が変わる。次、誘われることがあったら、そのときは場代を含めてプラマイ0にしたい。
今回の負け分を次で取り戻そうとは思わない。負け分を取り戻そうとして頑張ると大抵の場合うまくいかず、逆に無理がたたって傷口を広げることのほうが多い。ギャンブル好きな友人を見ても自分の麻雀経験からしてもそうだ。負け分はいさぎよく諦めるのが勝負をする上での鉄則だと思う。

校長先生の話その2

2006年2月5日
前回に続き、S校長の挨拶その2。
その2は文化祭などのイベントがあった日の締めの挨拶で、一くさりしゃべった後で必ずこれを言うのだ。

「いいかー、今日は早く帰って、

(2秒の間)

風呂に入って、

(また2秒の間)

納豆食って、

(さらに2秒の間)

早く寝ろ〜〜、以上っ!」

S校長によると、納豆を食べることで粘り強さが生まれるのだとか。生徒たちが校長の言葉に従って納豆を食べていたかどうかはさておき、この挨拶を楽しみにしている生徒はとても多かった。
校長が「今日は早く帰って、」と言うと生徒はみんな「おっ!」と声を出すので、実際は以下のような感じだった。

校長「今日は早く帰って」
生徒一同「おっ!」
校長「風呂に入って」
生徒一同「おう!」
校長「納豆食って」
生徒一同「おう!」
校長「早く寝ろ〜」生徒一同は寝ろ〜の長音に合わせて「うおおおお」
校長「以上っ!」
生徒大歓声。

こうして文章化すると、この挨拶であんなに盛り上がった理由がいまいちよく分からないが、当時はまるで熱に浮かされているかのようだった。

校長先生の話

2006年2月3日
今日は節分。節分というと、高校のときの英語の先生だったS先生を思い出す。S先生は2月3日生まれなので下の名前に「節」の字が入っていた。ただそれだけの話で、その先生にまつわるエピソードはほかに特に無いのだけれど。

高校のときにお世話になった先生のことはわりとよく覚えている。数学のT先生、現国のI先生、この2人には特に大きな影響を受けたけれど、最近よく思い出すのは校長のS先生(英語のS先生とは別)。
S校長の挨拶は2パターンあり、そのうち1つはこんなの。
「いいかー、綾戸の向こうには・・・(ここで少し間がある)、負けるなよ。」
綾戸というのは地名で、沼田から外に出るときは綾戸を通る。国道17号に綾戸トンネルというトンネルがあり、関越自動車道を使わない場合は必ずそこを通る。「綾戸の向こうには負けるなよ。」とはつまり沼田の外にいる人たちにも臆せずに渡り合えとか、広い視野で物を見ろとか、そういう意味だ。

S校長に自分の現状を報告するとしたらこんな感じになる。
「S校長、私は綾戸の向こうの人たちを相手に連戦連敗です。ちまたでは『じーもとじゃ、負っけっ知らずぅー』とかいう歌が流行していますが、私はアウェーで勝ち知らずです。」

S校長のもう1つの挨拶については次回。
なんだか高校のときの卒業アルバムが見たくなってきた。

2月1日

2006年2月1日
8:00
目が覚める。布団の中でだらだらする。少しお腹が痛い。

8:40
布団から出る。

9:00
家を出る。今日の天気は雨。いつもすれ違う少年がいるのだけれど今日は見なかったので、なんとなく落ち着かない。

9:25
会社着。

9:30
昨日本を買ったときに無料で付いてきた、クーポン券を集めた冊子を読む。銀座のオカマバー「めけめけ8(エイト)」が気になるが、行くことは多分ないであろう。

9:45
上司の編集長氏が出社。なぜ遅れて出社するのか以前編集長氏に問いただしたことがある。問いただした後の1週間は編集長氏は早めに出社していたが、最近は元の木阿弥だ。もう何も言わないことにする。

午前中
しばらく仕事に打ち込む。今の懸案は5月に刊行する理科の演習書3冊と、営業から言われている数学公式暗記の新企画立案。数学の新企画のほうはまったく気が進まない。公式を覚えようとするから数学がつまらなくなるのにと思うのだけれど需要はあるようで、企画を進めざるを得ない。公式は導くまでが楽しいのに。「暗記」ではなく「理解」というコンセプトを盛り込もうとしてジタバタするも、売れない方へ売れない方へと進めているような気がして頭を抱える。

11:50
隣に座るYYさんが「お腹すいた。からいものが食べたい。」と言い出し、それがきっかけで同じ部署の人たち4人で食事をすることになった。普段僕は1人で食事するけれど、週に2度くらいの割合で人と食べる。

15:30
同じ部署のK段さんがメッセンジャで話しかけてきた。K段さんが言うには、編集長氏のズボンのチャックがあいているそうで、それを確認してほしい、とのこと。確認しようと頑張ってみたがよく分からなかった。K段さんのしゃべりが面白く、メッセンジャで文字を打ちながら必死で笑いをこらえた。

18:00
この時間でないと連絡を取れない先生が多く、電話をかけまくる。用件は演習書の原稿の催促と、先月完成した参考書の打ち上げについて。先月完成した参考書は編集担当者のところに僕の名前が入っているが、僕が異動してくる前から進められていた本で、実際のところは外部編集者のSさんが作り上げた本だ。僕はSさんの敷いたレールの上を走っただけ・・・と言いたいところだけれど正確に言うとSさんの敷いてくれたレールから何度も転がり落ちた。転がり落ちては粘ってレールに戻る、その繰り返し。

19:00
会社を出る。駅へ行く途中で女性社員3人に追い抜かれた。雨なのにみんな颯爽としている。ちょっと格好いいぞ。

20:00
帰宅。途中、食事をしたりコンビニで麻雀雑誌を買ったりした。ギャンブルは大嫌いだが、麻雀だけはゲームとして面白い。

20:30
地震。

21:00
「トリビアの泉」を見ながら部屋の片付け。

22:00
入浴。

22:40〜
ネットで将棋のA級順位戦の状況を見つつ日記を書く。

24:15
現在。
またぞろ、遠くへ出かけたくなってきた。知らない町で地図を見ながらうろうろしたいー。地元のおいしいもの食べたいー。

考えてみると、去年の秋に四国へ行ってからどこへも出かけていない。せいぜい実家に行ったくらいだ。昨年末から冬の日本海を見たいと思っているのだけれど、実現しないままだ。
行けなかった理由はハッキリしている。まず体がだるくて諦めて、それ以降もひそかにタイミングをうかがっていたのだけれど大雪情報に躊躇してしまった。
今年の雪は異常だった。雪かき中に足を滑らせて亡くなってしまった人がいたり、法外な料金をふっかける悪質な雪かき業者が現れたりしたらしい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

さて。
予定では上の文章に続けて、どんな業種にも悪質なのがいるという話にもっていき、2000年に食中毒事件を起こした雪印乳業も悪質かもしれない、とつなぐつもりだった。そして「日本海の人も食中毒の人も『雪』に苦しむ」というオチにしよう・・・と思ったのだけれどやっぱりやめた。
雪印も信頼を回復するために頑張っているのだろうから今さら批判しなくても、ね。

ライブドアの話

2006年1月28日
少し遅ればせながら、ライブドアの話。

堀江貴文容疑者が逮捕された。証券取引法違反の疑いだそうだ。ライブドアの株価もガタ落ち。
僕が株について知っていることといえば・・・八百屋で買えるということを知っているし、漬物にするとうまいということも知っている。見た目も白くて丸っこくてかわいい。あれはなかなかいいものだ・・・ってそれは株じゃなくて蕪だ。
ついでに言うと大根も好きだ。

昨日、某編集者(ジャムおじさんを連想させるナイスミドル)と食事をしたとき、ライブドアの話になった。
ライブドアの株を持っていたりしませんかと冗談で聞かれたので、株のようにリスクを負ってまでお金を増やすのは好きではないということと、株は家訓で禁止されているということを話した。父も、僕と同じで地道に働くのが一番だと思っている。

ところで、今回のライブドアのような不正を見つけるシステムって一体どうなっているのかと思う。きっと優秀な検察官がいるのだね。
検察、よくぞ不正を見つけたり。天網恢恢疎にして漏らさず。
この一件で、検察は大いに株を上げたね・・・って、この慣用句をオチに持ってくるのはバレバレだった?

風邪から復活

2006年1月26日
しばらく風邪でダウンしていた。今日ようやく日記を書ける程度に復活。

何日か会社を休んで寝込んだ。横になるとちょっと弱気になり、自分にしては珍しく孤独を感じた。体が弱くなると精神的にも弱くなるというのは本当らしい。

咳が出たり鼻水が出たりするほか、寒気と熱っぽさを同時に感じた。
あれ、風邪ってこんなんだったっけ?もしかしたら風邪に似た違う病気なのではないか・・・インフルエンザとか、と思い、意を決して病院へ行った。病院とか医者はあまり好きではなくて、なるべくなら行きたくないのだけれど。

医者に診てもらったところ、やはり風邪。本当にただの風邪なんだろうかと思ってしまったが、じゃあ「重病です。」と言われれば安心するのか。それもヘンな話だな、と思って苦笑した。

久しぶりに病院に行って思ったのだけれど、今は患者に対していろいろ説明しようとするのだね。医者の話が丁寧だったり、処方箋がすごく分かりやすくなっていたり。
僕が医者嫌いだった理由は2つあって、1つはなんとなく怪しげであるということと、もう1つは以前医療ミスがよく話題になって(最近はあんまり聞かなくなったけど)信頼出来ないからなのだけれど、今回みたいにしっかりと説明してもらえるのならば、そんなに医者を嫌がることもないのかもしれない。

診てもらった後、会計窓口で精算したら引き換えに書類をもらった。そこには「領収証書」と書かれていた。「領収証」「領収書」に続く第三の言い方発見。

1月22日

2006年1月22日
昨日、雪が降った。

今日、アパートの外に出ると、階段はすでに雪かきされていた。多分大家さんがしてくれたのだろう。ありがたい。

今日はこれだけ。
何回かに分けて言葉に関するよもやま話をしてきたけれど、ここに書かれていることがなんだか納得いかないなあと思う人もいるかもしれない。そう、この言葉に関する文章の数々には致命的な欠点がある。
今までの文章では一番重要なことに触れていないのだ。一番重要なこと、それは「正しい日本語とは何か」ということ。そこを定義しないと本当は話を進められない。

うわー、出た。正しい日本語。正しい日本語とは何なのか。本来なら真っ先にそれを書くべきだったのに、あえてここまで書かなかったということは・・・、つまり難しいからだ。正しい日本語を定義するのは無理だよなあと思う。人によって定義の仕方がまちまちになり議論百出し、それはまとめきれなくなる。
正しい日本語とは何か、学生のときによく考えたけれど、結局は分からずじまい。

でも、それでこの話を終わらせたらあまりにもひどいので、言葉に対してこう接するのがいいのではないかということだけ、自分なりの考えをきちんと書いておこう。
結論から言うと、僕は言葉については保守気味なのが一番いいと思う。時代の流れに合わせて新しい言い方をすぐに取り入れるのではなく、かといってガチガチの保守派でもない、やや保守。この姿勢について、正しいという言い方はもちろん出来ないけれど、自分はそれを目指すことにした。

言葉は他の人と意志疎通をするための道具だ。この、他の人というのは自分の周りの人だけをいうのではない。生まれた時代が違う人たちのことも含めて、他の人だ。過去の人の思想や文化を知るのは主に言葉によってであるし、また、同様に自分たちのことを未来の人に残すのも言葉。いずれは映像や物質で現代を未来に伝えるようになるのかもしれないが、それでも言葉は無くならない。言葉を変えたら物事が正確に伝わらなくなるから良くない、だからむやみに変えてはいけない。考えてみると、言葉以外でも他の人と共有するものを使うときはそれを維持する義務が生じる。
新しい言葉が生まれたら、その表現の長所をよく吟味して、よければ採用すればいい。



いつになく真面目に語ってしまった。他の考え方も知りたいので、[コメントする]をクリックして何か書いてくれると嬉しいんだけどなあ・・・。

無題

2006年1月20日
言葉に関してもう1つ、衝撃を受けた珍説を紹介したい。

衝撃を受けた珍説、それは「電話する」は日本語として間違っているというもの。この説には僕も賛成しかねるのだけれど、なぜ「電話する」が間違いなのか、その理屈には不思議な説得力があった。

「する」というサ変動詞がある。「する」という動詞にはたくさんの意味があるけれどもそれはさておき、「する」は名詞の下にくっついて名詞を動詞化させる働きをもつ。たとえば「勉強する」とか「料理する」などだ。
では、「電話する」も問題無いのではないか・・・と思うのだが、しかし、「する」はすべての名詞につくわけではない。たとえば「机する」とか「本棚する」とは言わない。「洗濯機する」とか「冷蔵庫する」とも言わない。このように、道具や機械には「する」はつかない。だから、「電話する」は誤りである。



すげーぶっとんだ説だと思いながらも、この説を聞いて以来文章中では「電話する」は使わずに、なるべく「電話をかける」と書くようになった。
でも人と会話するときは文章を書くのと違い、とっさに言い換えられず「電話する」は普通に使ってしまう。

続く。

無題

2006年1月18日
前回の日記と関連し、言葉に対するこだわりについて。

そう、まず「こだわり」という単語。「こだわる」のそもそもの意味は取るに足らないようなことに執着するということだ。それなのに最近は「こだわり」といえばまるで細部まで配慮が行き届いているかのようないい意味にも使われるようになった。変なの。

おかしなことは他にもたくさんある。たとえば、自分にとって大きな謎なのは「女王」という単語。アナウンサなどは「じょおう」と正しく読むけれど、一般の人たちはほとんどが「じょうおう」と発声する。「女」は「じょ」であって「じょう」とは読まないのに、なんで「じょうおう」が広まったのか。謎だ。

「領収証」と「領収書」の違いが曖昧なのも変だ。尊敬する某作家がいうには「領収証」が正しいらしい。僕は「領収書」が正しくないとまでは思わないけれど、字の意味からして「領収証」のほうがよいと思うので、そのように記すようにしている。ネットで調べた限りでは「領収証」と「領収書」に違いは無いらしいのだが。
余談だけれど、「領収証」と書いたファイルを共有フォルダに入れておいたら、いつの間にか勝手に「領収書」に変えられていた。間違いと思う人はいないだろうからいいか・・・と思って再修正はしなかったけれど、改竄を発見したときは頭にきた。

続く。

アホなメール2通

2006年1月16日
今日は冴えなかった。あるメールを送ってから、ひどい言葉遣いをしたことに気付いた。「慶弔費」と書くべきところを「お祝い金」と書いてしまうなんて・・・。

以下、そのアホメールの抜粋。
_____________________________________
参考までに、お祝い金は今期から下記のようになっています。
結婚:○○円
出産:○○円
逝去:○○円
退職:○○円
_____________________________________

結婚や出産についてはお祝い金でいいのだけれど、退職や逝去もひっくるめてお祝い金かよ。

以前この日記に書いたけれど「いただいてください。」と言われてガッカリしたように、自分はわりと言葉遣いにうるさいつもりでいた。「違和感を感じる」とか「必ず必要」といった重言を見るとツッコミをいれたくなるし、「とんでもございません」などと聞こえてくると「とんでもない」の品詞と語幹を調べろと言いたくなる。
しかし今日の自分はそれ以前の問題だ・・・。へこむ。

アホなメールはこれだけにとどまらない。もう1通、1文字不自然に消去した文章を送ってしまった。これまたアホだ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

昨日書いた将棋の件について、結論を出した。
とりあえず書き始めるけれどもそれをすぐにはこの日記にアップせずに、自分のパソコンにしまっておくことにする。最後まで書ききったら、日記にアップするかどうか検討しよう。アップするかどうかは文字の量による。余りに膨大な文字量になったら諦める。
この日記はネタ切れ気味だけれど何とか話題を見つけつつやっていこう。
現在、日付が変わって月曜日の午前3時。

日曜日の夜はたいてい寝付けなくて深酒をする。以前は少し飲めば睡魔がやってきたのだけれど、もういくら飲んでも眠くならないようになってしまった。今日も眠れない。
いつも何を飲むのかというと、まず缶ビールを2本空けるのがお決まりで、あとは気分によって日本酒だったり焼酎だったり、何でもあり。以前は杏露酒を愛飲していたが甘さに飽きてしまいいろいろ試している。今はEarlyTimesというブランデーをラッパ飲みしている。
EarlyTimesの話を同期のK君にしたところ「体を壊すからやめろ。」と言うので、この瓶を開けたらもうちょっと弱いお酒に変えようと思う。
弱いお酒にするとますます眠れなくなりそうだけれど。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

いつの間にかこの日記も10000ヒットを超えた。およそ1年と11ヶ月かかった。役に立つことが書いてあるわけでもなく、面白いことが書いてあるわけでもなく(なるべく面白いことを書こうとは思っているけど)、自分のことばかり語って10000ヒット。ありがたくて嬉しくて、そしてちょっと感慨深いものがある。10000という数字は密かに目標にしていたのだ。
この日記を書き始めたときは1日に5件くらいのアクセスがあればいいなあと思っていた。そうすると10000ヒットには5年半くらいかかる。願望よりずいぶん早く達成出来た。

さて。
目標を達成したということとネタ切れということがあり、今ちょっと考えていることがある。それは、たとえば1ヵ月間くらいの期間限定で、マニアックな話に走ってみたいということ。その期間中はここを読む人のことをいっさい考えずに自己満足に走る。そもそもここをよく見に来ている人が何を求めているのか、それすら分からないけれどもそれはさておき、自分の一番の趣味である将棋について何らかの形でまとめておきたいという気持ちが湧いてきたのだ。

一口に将棋といっても切り口はさまざまで、ざっと思いつくだけでも
・将棋のルールについて
・将棋のルーツは
・現在のプロ棋界の仕組み
・現在のプロ棋界が成立するまでの紆余曲折
・コンピュータと将棋
このくらいは最低限おさえないといけないだろう。これらについて細かいところまで、きちんとまとめておきたいと思う。それが何の役に立つかは問わないでほしい。

読む人のことをまったく考えない、本当にただの自己満足になるけれど、やりたいんだよなあ・・・。どうしようかなあ・・・。

1月14日

2006年1月14日
2、3日、風邪で伏せっていた。今もまだ本調子ではないけれど、だいぶ良くなってきた。

市販の薬を飲んで、ベッドで横になっていた。まどろんだり新聞をすみずみまで読んだり。新聞の中で気になったのは、東洋大が主催している学生百人一首の記事。学生の詠んだ句を読むとそこにはみずみずしい感性や一途な想いがあふれていて、眩しい。僕は毎年チェックしている。もしかしたら去年もこの日記に書いたかも。

今年の入選作は下記。
http://www.toyo.ac.jp/event/issyu/2005_100nin.htm

1月10日

2006年1月10日
いつもよりも1時間以上早く起床。やることがあったから早起きしたのだけれど、なんだか力が出ない。もう1回布団に倒れこみたいのをこらえてモゾモゾと起きた。
はあ・・・、やるしかないんだよな、と呟いて、冷蔵庫を開け栄養ドリンクをゴキュゴキュ飲んだ。
普段は栄養ドリンクなんて飲まないのだけれど、去年の暮れにたくさんもらって余り気味だ。人に配ったけれど、まだ5本も残っている。その本数が減っていくペースはとても遅い。

栄養ドリンクの賞味期限はいつだろう?気になってラベルを見ると、そこには面白いことが書かれていた。栄養ドリンクは賞味期限といわずに使用期限というらしいのだ。
へー。そういえば栄養ドリンクは賞味するものではないものなあ。

ほかに何か面白いことが書かれていないかしらん。そう思ってさらにラベルを読むと「医薬部外品」と書かれていた。そうか、医薬品と医薬部外品があって、普通の飲料や食料と区別しているわけだ。おもしろーい。これ、ちょっと調べてみよう。

調べた結果いろいろなことが分かった。医薬品・医薬部外品の定義から始まって取り扱い方法やラベルの表記に関する決めごとなど。なるほどなるほど、医薬関係のものは薬事法によって定められているのだね。1つ賢くなった。


こうして調べごとに熱中し、早起きした意味はほとんど無くなってしまったのであった。

< 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 >

 

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索