学生寮から帰還

2006年7月2日
昨日の朝日新聞のスポーツ欄を見て、ちょっと面白い記事があった。日本ハム対楽天の試合で日ハムの田中(賢)選手がサヨナラホームランを打ち、それについて、日ハムのヒルマン監督と楽天の野村監督のコメントが以下の通り。

ヒルマン監督「正直、田中賢が本塁打を打つとは期待していなかった。素晴らしい。」
野村監督「田中賢あたりにホームランを打たれるとは。」

大仕事をやってのけたのに、自分の監督からも相手の監督からもこんなふうに言われてしまう田中選手。要注目ですね!

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昨日から今日にかけて、茨城の学生寮で遊んだ。学生時代の友人と会ったりした。

詳細は後日。

6/28

2006年6月28日
なかなかうまいこといかず、ため息をつきつつじっと手を見る。別に誰のせいでもないのだけれど。

あと2日間乗り切ったら、学生時代の仲間と馬鹿騒ぎをする予定。それまでなるべく何も考えないようにしよう。

お昼のひと時

2006年6月23日
仕事でデザイナさんのところへ行った。どんな仕事かというと、企画中の本の紙面デザインをお願いするというお仕事だった。
そのデザイナさんが仕事場として使っているマンションに着いて、エレベータに乗った瞬間・・・、「しまった、階段にすればよかった。」と思ってしまった。最近のエレベータは不安だ。

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デザイナさんに仕事を依頼して会社へ戻るとき、ちょうどお昼休みの時間と重なり、外へ出て行く社員とたくさんすれ違った。
なぜかみんないつも以上に爽やかで、会釈したり挨拶したりするのが気分よかった。

まずKHさん・Y多さんとすれ違い、KHさんに「遅刻?」と聞かれた。それに対してわざと少しふくれて「仕事で外出ですー。」と答えた。こういうじゃれあいは大好き。

次にすれ違ったのは今年の新人2人。笑顔ですれ違ったあと、後ろから大きな声で「お腹すいた!今がピーク!」という声が聞こえた。その子とは以前新人歓迎会で話をしたことがあって、そのときはおとなしい子という印象を受けたのだけれど、今日はすごく普通。意外だった。

続いてすれ違ったのは、YKさん。道を挟んで手をヒラヒラされた。手をヒラヒラといっても「あっちへ行け」という仕草ではなく、手のひらをこちらへ向けて小さく左右に振る、挨拶の仕草だった。

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曇った空だったけど、なんだか楽しいお昼時。
今日は職場の雰囲気がいつもよりも良かった。いつもはうるさすぎる傾向があるのだけれど、今日はうるさくなく、かといって静かすぎず、快適な雰囲気だった。素晴らしい。

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今、夏休みについて考えている。
いつ、どこに行こう?

うちの会社の夏季休暇はハッキリと日にちが決まっているのではなく、7月から10月の4ヶ月間のうちの任意の6日間となっている。取得しないまま4ヶ月すぎると休む権利が消失してしまう。
いつ休もう?

旅行先のほうはいくつか考えた末、以下の4つが候補として残った。
・函館→札幌→小樽(暑い季節は北に行こう。そしてきれいな夜景を見たり海鮮料理を食べたりしようコース)
・阿蘇→高千穂→別府(雄大な景色や神秘的な土地柄を見て、そして別府温泉につかるぞコース)
・屋久島(縄文杉を見ようコース)
・沖縄本島→石垣島(青い海を見て思いっきり日に焼けようコース)

観光情報の書かれたページをあちこち見ながら思案中・・・。

6月16日

2006年6月16日
8:00
起床。今日は同期会がある。
気合が入り、いつもより丁寧にひげを剃った。やりすぎて鼻の下が少し痛い。

8:55
部屋を出る。天気は雨。お気に入りの大きな傘(通称パラソル)をさして駅へ向かった。

9:22
会社着。

9:30
2人の同僚から立て続けに電話がかかってきた。2人とも社外からで、少し遅めに出社するとのこと。
古典的なジョークで、「○○はまだ出社しておりません。」を言い間違えて「○○はまだ出世しておりません。」と言ってしまった、なんていうのがあるけれど、それをアレンジして「同僚は出社する気配がありません。僕は出世する気配がありません。」という冗談を思いついた。
いつかどこかで使おう。

9:35
隣の席のWさんと雑談。
以前から千葉県民の「菜の花体操」が気になっていて、Wさんには何かとその話題をふってしまう。

9:40
ある書類をカラープリンタで打ち出して、取りに行く途中、段ボール箱に目を留めた。そこには黒のマジックペンで2ケロと書かれていた。
2けろ?けろって何だろう・・・?
2ケロじゃなくて2こぐちということに気付くまで、少し時間がかかった。

12:00
お昼御飯。鶏のから揚げがおいしい。

14:10〜17:40
会社の近所の喫茶店で数学のA先生と仕事のお話。後からK君も合流した。

17:40
喫茶店から会社に戻る。

18:30
会社を出て、同期会をやるお店へ向かった。

18:45
お店着。

19:10
同期会開始。同期は自分を含めて6人いて、その全員が集まれた。みんな随分体調がよくなったみたいだ。
おしゃべりも楽しく、食べ物・飲み物もおいしかった。

22:10
同期会お開き。K君は仕事が残っていて、「どうしても会社に戻らなければいけない。」と言う。なぜか僕も一緒に会社に戻る。

22:30
会社に戻り、残業している人の邪魔をする。
残業中の社員に、同期会で貰ったクッキーを勧める。その際うっかり「食べりぃ」と言ってしまい、けげんな顔をされる。「食べり」は群馬弁で、「食べてください」という意味。深酒するとついつい群馬弁が出ちゃうんだいね。

23:45
帰宅。
今、うちの会社でオフィスグリコというものが話題になっている。

オフィスグリコとは、職場でお菓子が買えるサービスのことだ。グリコのお菓子が入った箱が職場に置かれ、お金を所定の位置に入れるとそのお菓子が買えるという仕組み。
売れた分は、週に1度グリコの人が来て補充する。そのときに代金も回収される。

そのお菓子のボックスを見て、イタズラを思いついた。グリコの人がお菓子を補充した直後に、僕が全部のお菓子を買い占めて箱をからにしてしまうというのはどうだろう?
次にグリコの人が来るのは1週間後。それまで、同僚のみんなは難儀するぞー。
同僚たちの困った様子を見ながら、僕だけお菓子をバリバリ食べるのだ。ふっふっふっ。

もちろん、こんなイタズラ実行しないけれどもね。

http://www.ezaki-glico.net/officeglico/
今、サッカー中継を横目で見ながらこれを書いている。

美しいテクニック、スピード感あふれるプレイなど、しばし見入ってしまう。テレビを見て、思い出したようにキーボードを叩き、また目はテレビへ。そんなことを繰り返していたらキーボードの「@」がボールに見えてきた。そろそろ目薬を差したほうがよさそうだ。

この時間帯にサッカー中継を見ている子供たちがどれくらいいるか分からないけれど、ワールドカップ中継やサッカー番組を見てサッカー選手に興味を持つ子供は多いと思われる。
たとえばロナウジーニョを見て華麗にボールを操りたいと思う子供はいかにもいそうだし、中田英寿を見て「中盤の支配って格好いい!」と思う子供もきっといるだろう。
オリバー・カーンを見て「あんなふうにボールを止めてみたい」と思う子もいそうだし、「カーンの顔とベッカムの顔を比べると人類の進化について考えちゃうなあ」とか思ったりする子供もいたらそれはさすがに失礼だ思う。

注目されるのは選手だけとは限らない。
アナウンサの実況から、放送業界に興味を持つ人もいるだろう。少数派かもしれないけれど、フィールドの周りに設置された看板を見て看板職人になりたがる子供もいるかもしれない。
ほかには、毅然とした態度で笛を吹く審判にあこがれる子供がいてもいいはずだ。選手をじっと見て言うことをきかせるのは格好いいことだ。そもそも、ピーッと笛を吹くのは楽しそうじゃないか。僕はもう大人だけれども、この前プロ野球を見に行ったとき、ファールボールが飛んだときの注意を促す係りにあこがれた。「ファールボールにご注意ください」というアナウンスの他に、観客席の辺りにいる係りが笛をピーピコ吹くのだ。僕もピーピコやりたい。ぜひやりたい。

そんなことを書いているうちに、オランダがセルビア・モンテネグロに1-0で勝った。そろそろ寝よう。


ピーピコ。

久しぶりの目薬

2006年6月6日
今日は珍しく非常に目が疲れた。あまりにつらくて、目薬を買った。
目薬を使うのはすごく久しぶりだ。前にいつ目薬を使ったのか覚えていないくらいだ。

目薬の容器を右手の人差し指と親指でぷにぷにと挟んだ後、意を決して(というほど大げさなものでもないけれど)、眼鏡を外して顔を上げ、目薬を差した。すると・・・見事なまでに大外れ。目薬は目の下あたりにポタリと落ちた。

じゃ、もうちょっと上のほうかと調整して再度落とすと、今度はまぶたに落ちた。うう、何やってんだか。

念のために言っておくと、僕の目が細いということではない。目はパッチリしている。その上キラキラしている。鼻は高いし、耳の形だって全体のバランスだって悪くはない(と言ってくれる人は誰もいない)。

いや、顔のことは別にいい。問題なのは目薬をどうやって入れるかだ。
あーでもない、こーでもないと悪戦苦闘すること数回、ようやく目薬が目に入った。パチパチとまばたきして数分すると、今までの疲れが嘘のように消えた。最近の目薬ってすごいなあ。効果抜群。

目薬に対する興味が少し湧いてきたので、早速、目薬について調べると、こんなページ(↓)を見つけた。大田区の若葉眼科医院のウェブページだ。
http://www.wakaba-hp.or.jp/eye/common_f/common_04.html
これによると、目薬を差した後はまばたきせずにじっと目をつぶり、目頭を押さえるのがいいらしい。へー。次に差すときは早速それにしたがってみよう。

それにしても、目薬気持ちよかったなあ。
これからしばらくの間、今日買った目薬を愛用しようと思う。目が少し疲れた程度でもガンガン差すのだ。
もう、目薬から目がはなせない。

いや、間違えた。手ばなせない、だね。

同期の結婚

2006年6月4日
今日は同期のNMさん(女性)の結婚式があった。僕は式の二次会から参加。
ふらふらと町を歩いた後で二次会の会場に行ったら、ほとんどの人がフォーマルな格好していた。僕、二次会だからと思ってラフ気味な格好で行っちゃったよ。まずいまずい。

NMさんは今は僕らと同じ会社ではない。NMさんは2000年に一緒に入社した後、退職し、今は別の仕事をしている。

二次会は、新郎新婦の入場曲が「オーメンズオブラブ」だった。
この曲は僕も大好きでCDを探し回り、それを見つけて買った日は眠れないくらい興奮した。思い入れのある曲だ。
入場曲として使われたのはプロの演奏ではなくC大学の演奏したバージョン。新郎も新婦もC大学の吹奏楽部に所属していたのだ。

新郎と新婦に祝福の言葉をかけた後、「入場曲にも配慮が感じられました。」という話をすると、2人とも嬉しそうだった。

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ここに書くべきことは入場曲のことではなくて、新婦の人となりや祝福の言葉なんだろうけど、なんとなくそこは割愛。

1人でいること

2006年6月1日
この日記のタイトルの横にカッコ付きの数字がある場合、それはコメントの数。その数字をクリックするとコメントが見られる。
前回の結婚バトンの横の数字がそう。

diarynoteのユーザ以外には分かりにくそうだったので、説明してみた。

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さて。
前回の日記に関連して、1人でいることのよさについても少し語っておきたい。

1人でいるよさ、その1。
毎日自由に過ごせるということ。誰にも気兼ねせずに、好きな時間に好きなことが出来る。眠くなったときに眠り、お腹がすいたときに食事し、出かけたくなったときに出かける。気ままなこと、この上ない。
1人ならば、いつ、どこで、何をやってもいいのだ。

1人でいるよさ、その2。
経済的な観点から考えると、1人でいるほうがいい。すなわち、家族がいるときの出費と1人で過ごす場合の出費を比較すると、1人のほうがずっと出費が少ない。そうすると、その分収入も少なくていいので、定年まで働く必要が無い。途中で仕事を辞めて悠々自適の生活を始めるなんてことも可能。もっとも、仕事は嫌いじゃないけど。

独身でいることのよさは探せば他にもたくさん出てきそうだ。
独身でいるのも決して悪くないと思う。独身貴族を気取っているうちに没落貴族になるかもしれないけれど、それはさておき。

「結婚すれば幸せになれる。結婚しなければ幸せなままでいられる。」
結局のところ、これが事実なんじゃないかな・・・と思う今日この頃。
おとといの新聞に、未婚の人が増えているという記事があった。
その記事を読むと、未婚率の具体的な数字を挙げた上で原因が分析されていた。収入の低下や出会いの減少が原因だそうだ。最近、僕の周りでは結婚の話題が多いのだけれど、知り合い全体を考えてみるとやはり独身者が多い。

結婚かあ。自分はどうなんだろ?1人でいるのが苦にならないので無理に結婚しなくてもいいのだけれど、でも結婚したらたのしそうだし、どっちでもいいかな・・・と、ぼんやりと考えていたところ、G-darkさんのところで結婚バトンを拝見。タイミングがいい。早速、答えてみる。
今お付き合いしている人はいないし誰かに好意を寄せているわけでもないので、想像で答えているところが多いけれども、いつものように本音で語っています。

Q1、結婚したい?
前述の通り、今のところどちらでもない。好きな女性や気の合う女性が出来れば結婚したくなるのかも。

Q2、何歳くらいで結婚したい?
結婚するなら30代前半だと思う。それ以降やそれ以前はなさそう。

Q3、結婚相手に求めるものは?
信頼出来る人。それはつまり、困ったときにお互い相談しあえる人だったり、嘘をつかない人だったり。

Q4、子供は何人欲しい?
2人。一人っ子と違って、協力することや相手の気持ちを考えることを早く覚えそうだから。
教師をやっている友達もこの考えに同意してくれた。一人っ子より兄弟のいる子のほうが大人びているらしい。

Q5、相手の浮気が発覚しちゃったらどうする?
離婚する。家から追い出す。

Q6、夫婦円満の秘訣は何だと思う?
感謝する気持ちを忘れないことかな。他にもいろいろありそうだけれど、ちょっと想像出来ない。

Q7、結婚したら相手に仕事をやめて欲しい?
どちらでもオッケー。奥様の考えを優先する。

Q8、結婚生活に求めるものは?
平凡が一番。G-darkさんと同じ。

Q9、新婚旅行はどこに行きたい?
海外よりも国内がいい。国内は言葉が通じて、その土地ではどんな食べ物がおいしくて、過去にどんなことがあって・・・とかある程度分かるから落ち着く。

Q10、将来自分は結婚してると思いますか?
分からないなあ。見当もつかない。女性からまったく相手にされないのであれば「どうせ僕のことを真剣に考えてくれる人なんていないもん、フンッ」とか言ってすねちゃうけど、気にかけてくれる人もいる。
それ以外にも、少しは女の子に注目されることがあるし。
ということで、本当に分からない。

Q11、どんな家に住みたい?
台所の広い家。理由はQ13と関連する。

Q12、どんなプロポーズをしてみたい?
ひねったことを言わずに、直球。

Q13、新婚生活これだけははずせないってことは?
僕は料理が苦手で、料理のレパートリィがとても少ない。だから奥様に料理を教わりたい。ゆくゆくは奥様に何か作ってあげられるといいな。

Q14、どんな結婚式がしたいか?
今のところ特に希望がないので、相手にまかせる。
この先2ヶ月で2組も結婚するので(同期のNMさんとその彼氏、姉とH兄)、もしかしたらそれに影響されて2ヵ月後には考えが変わっているかも。

Q15、結婚と恋愛は別だと思う?
難しい質問だなあ。たとえば別だとして・・・、あるいは同じだとして・・・、結婚したくなる相手イコール恋愛の対象か・・・などといろいろ考えたけど、うまい答えは出なかった。多分、この問題はあんまり意味がないんじゃなかろうか。結婚と恋愛が別であっても一緒であっても大した問題ではないと思う。未婚で恋愛中なら恋人を大事にすればいいし、既婚者なら奥様(または旦那様)を大事にすればいい。それだけのことだ。
結婚した相手に恋愛感情を持つのも持たないのも自由。

Q16、回したい人は?
どなたでも。

答えながら思ったのだけれど、もしも結婚の話が具体化したら身近にいる諸先輩に話を聞いてみたい。1児のパパFMさんや2児のママYKさんの話が聞きたいな。
1日たってから昨日の文章を読むと、あんまりいい文章ではないな・・・。ハードボイルドっぽさが強調されていない。消すほどではないのでそのままにしておくけど、もう少しうまく書けないものか。

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今日は暇だった。
トイレと風呂をピカピカに磨き、それを終えるとやることが無かったので、久々にレンタルビデオを借りてみた。

借りたのは北野武の「菊次郎の夏」。パッケージを見た瞬間、久石譲が作曲したテーマ曲が頭に浮かび(ラドレミレードドー、ラドレミレードレッミッミー♪ってやつ。何度か転調するけど)、これを借りることに決定。

これ、映画館で見たらすごくきれいに見えただろうなあ。映像が本当に美しい。田舎に行きたくなる。
主人公の菊次郎の行動が滅茶苦茶だけれど、彼なりに子供を大事にしているので、まあよし。

さて。
今年の夏は何をしよう?
今日だけ、ちょっと趣向を変えてみる。

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午後5時。部屋を出ると、外は雨だった。傘を広げ、ゆっくりと駅へと向かう。今日は久しぶりにayaのライブへ行くのだ。
下北沢の駅で電車を降り、雑踏を歩いた。夜の雑踏には雨がよく似合う。目指すはライブハウスMOSAiC。

おととい、宮城のバンド「真夜中ギター」のライブが都内であったが行けなかった。あれもいいバンドだ。
そんなことを考えながらMOSAiCの白い扉を開けて中に入る。
このライブハウスに来るのは2度目か。入ると壁のあちこちにライブやCDの紹介が書かれたフライヤが所狭しと貼られている。

早めについてしまい、ライブが始まるまでかなりの時間があった。
俺はカクテルを飲むことにして、カウンタのバーテンに話しかけた。メニューを見てイタリアン・サーファーというカクテルが気になり、説明を求め、それをチョイス。
窓際のストゥールに腰掛けて一口飲む。パイナップルの甘さが特徴的だ。
グラスの氷がカラリと乾いた音を立てた。

なんとなくため息をつき、ポケットから煙草とジッポを出・・・したりしたら格好いいと思うのだけれど、俺は非喫煙者だ。煙草を持っていない。煙を肺まで吸い込むとむせちゃうの。

カクテルを飲みながらなぜかハードボイルドについて考えた。ハードボイルドは心情描写が極端に少なく、虚無的なのが特徴だ。
そういえば、こんなセリフがある。「昨日、そんな昔のことは覚えていない。明日、そんな先のことは分からない。」
ハードボイルドを象徴するかのようなセリフだ。俺も何か言えないか・・・と思い、1つ思いついた。

「おととい、おとといの晩御飯は思い出せない。」

名言を思いついたことに満足し、再びイタリアン・サーファーに口をつけた。

10時過ぎまでライブハウスにいて、そぼ降る雨の中、帰宅。
今週は遅刻者がいつも以上に多い。まったく、腹立たしい。

遅刻者を見ないで済む方法は何かないかな。うーん・・・。
あっ、そうだ!いいことを思いついた!自分が人より遅く出社すればいいんだ。そうすれば、他の人が遅刻したかどうか分からない。

ということで明日は午前半休。

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↑本気にするのもしないのも、読む人の自由。

5月24日

2006年5月24日
「昨日といい今日といい、人に伝える価値のあるようなことは特に無かった」というのは人に伝える価値があるのかどうか。

いくつか、書こうと思った話題はある。昨日の仕事のこととか(K君と茅ヶ崎の先生のところに行って、帰りに湘南の海を見てきた)、あるいは組合のこととか。書き始めたけれど、「ここを詳しく書いてもただの瑣末主義で・・・」などと考えてしまい、うまく形にならなかった。
瑣末主義かどうかを考えること自体も瑣末主義で・・・、なんつって。

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組合の執行部なあ・・・、先月上旬の時点で、次期執行部はやらないとひそかに決めたのに、今では少しグラついている。続けてもいいかと思う気持ちがほんの少しだけ芽生えた。どちらかというと今もやめる気持ちのほうが大きいけれども、続ける:やめるが0:10から2:8くらいになった感じ。うーん・・・。
やめると決めた理由も、続けてもいいかと思えた理由も明確に存在するのだけれど、会社の人も見ているここにそれを書いていいのかどうか、ちょっと思案に暮れつつ今日はおやすみ。

土曜日のあなたへ

2006年5月22日
土曜日のあなた、おかえりなさいませ。

初めてあなたの存在に気付いたのは、たしか2月だったでしょうか。2月のある土曜日の夜、このページを「日記帳@まむ」で検索して閲覧している人がいることに気付きました。
初めてそれを見たときは、僕の知り合いの誰かがこのページのアドレスをうっかり消して、検索して再度ブックマークしたのだろうと思いましたが、2月のその日以降、決まって土曜日の夜に「日記帳@まむ」で検索している人がいると気付きました。1週も欠かさず毎週土曜の夜に「日記帳@まむ」。
毎週同じ人が検索しているのだろうというのは想像に難くありませんが、それ以上のことはよく分かりません。

なぜ、毎週土曜日の夜なのか。違う曜日・時間帯に検索することはないのか。土曜日以外は別の場所から閲覧しているのか、それともまったく読んでいないのか。すべて不明です。
このdiarynoteの機能として、検索エンジンを使って表示されたリンクをたどってきた場合はその記録が残りますが(検索ワード・検索エンジン・閲覧の日時が分かります)、ブラウザのブックマークを利用して閲覧した場合は記録が残らないのです。

もう1つ謎なのは、あなたは僕の知り合いなのか、それともまったく知らない人なのかということです。これも不明です。

このように奇妙ではありましたが、もちろん嬉しく思っていました。決まった日時にここを見る習慣がある人がいるなんて、ちょっとニヤけてしまうような素敵なことです。ひそかに、閲覧記録を楽しみにしていました。

そのあなたが4月の中旬からこのページを検索しないようになりました。どうしたんだろうと不安に思っていましたが、一昨日、久しぶりに見ていただいたようですね。お元気でしたか?お変わりありませんか?
今後とも末永く、よろしくお願いします。

出張の話 最後

2006年5月20日
本を並べている間にI先生はどこかへ行ってしまい、やがて、図書部の生徒たちがやってきた。その数は7、8人といったところ。みんな目をキラキラさせて本を選び始めた。
「これ頭よくなりそー!」と叫ぶ生徒がいたり、「全部注文したい。」と言いだす生徒がいたりと、とても楽しかった。

図書部の生徒が去ったのち、I先生が再度登場。生徒1人に手伝ってもらいながら、「この本を選んだの誰?ああ、Mか。あいつの趣味わかんない。」とか「これどう思う?」とか「これもこれもすでにあるからいらない。」などとテキパキと本を選んでいった。
お手伝いの生徒は「先生、図書室の本、全部覚えてるの?」と驚いていた(僕も同じことを思った)。I先生は「大体ね。」だそうだ。
図書室の蔵書が何冊くらいになるのか分からないけれど、相当な冊数になると思う。それを大体とはいえ覚えているなんて、すげー!I先生、格好いい。

I先生に注文をいただいて(うちの本も買ってもらえたので嬉しい)、撤収作業をしていると、1人の生徒が話しかけてきた。快活な口調で「何してるんですかっ?」と言うので、「図書室に置く本を選んでもらって、今はもう片付けているところなんだ。」と説明すると、「本読みて〜〜!」と叫んでその生徒はどこかへ行ってしまった。
わっはっは。好きなだけ読んでくれ〜〜!

本を車に積み、T社に戻り報告とお礼を述べて帰宅。
子供たちと触れ合うことが出来たし、最低限の仕事はこなしたし、さあ、頑張って日記に書くぞぉ、と思いながらこの日は就寝し、翌日帰京。

出張の話その5

2006年5月19日
日にちが変わって5月10日。この日もまずT社に顔を出し、またFさんとK小学校に向かった。
担当の先生は不在だったけれど、どの本を注文するかは決めたので撤収してください、との伝言を受けた。後日T社を通じて注文の連絡が来るので、どの本を注文したのかはすぐには分からない。
うちの会社の本を選んでくれるといいなあと思いながら撤収。

午後。今度はT社のSさんとT中学へと向かった。T中学は母校ではなく、母校との交流もなく、初めて訪れる学校だ。T中学はT社から車で30分くらいの距離だった。

小学校と中学校とでは並べる本が少し違うだけで、仕事の内容は同じ。職員室で挨拶し、本をどこに並べるか指示をもらう。担当のI先生の指示により、校内のホールの端っこに本を並べることになった。
I先生の本の選び方はまず図書部の生徒に声をかけ、読みたい本をピックアップさせて脇に置いておき、さらに、その中から自分が絞り込んで注文するという方法だった。

この日、T中学では眼科検診が行われていた。眼科検診が行われる場所は、ホールの隣の保健室。本をセッティングしている横で、生徒はホールに整列し順序良く保健室に入っていく。順番を待つ生徒たちは僕の作業を見ながら、「あの本面白そう。」とか話していた。
その本がT中学校の図書室に入らなかったとしても、手に入れるのは難しいことではないのでぜひ読んでほしい。正直言ってCの本はどれもいい。

続く。

出張の話その4

2006年5月18日
出張の話その4
K小学校の視聴覚室で本を並べ終えると、そこへ先生が入ってきた。早速本の説明をしようとすると、先生は「急に先生の研修が入り、本を見る時間が無くなってしまいました。」とおっしゃった。さらに、「翌日までに見ておくので差し支えなければ本をこのままにしてほしい。」とおっしゃるので、この日は説明せずに帰ることになってしまった。うーむ。

K小学校を出ると、この日はもうやることがない。T社に引上げたFさんと別れ、僕は市内を散歩することにした。
編集長が「家族に手土産を渡しなさい。」と言っていたのでそれを買いに行こうと思ったのと、それと、1つ気になる標語を撮影しようと思ったのだ。

気になる標語とは、写真参照。少し見にくいかもしれないけれど、そこには「オアシスで 明るいわが家 わが沼田」と書かれている。この標語は僕が子供の頃からずっとあり、物心ついたころから意味が分からず疑問に思っていた。
まず、オアシスが何を意味するのか。当然ながら沼田にオアシスそのものは無く、何かをオアシスにたとえているはずなのだけれど、それが何か分からない。
そして、そのオアシスのようなものを作れと言っているのか、それともオアシスのようなところにつどえと言っているのか、オアシスと言われる何かがあるから沼田は素晴らしいと言いたいのか、それも不明。
謎だ。

標語を撮影した後は、家族への手土産を買いに市街地へと向かった。姉は2ヶ月前に家を出て義兄と生活し始めたので、家には父と母しかいない。2人しかいないのだからと、小さめのお菓子を買って家に持ち帰り、両親に渡した。照れくさかったので「上司からの業務命令で渡すんだからね。」などと余計なことを言ってしまった。まるでツンデレ。

続く。
5月9日、午前10時。北群馬の学校に出入りしている教材会社のT社へうかがった。
挨拶して早速仕事の話をすると、T社の担当者は申し訳無さそうに「今日と明日と、1校ずつしかアポイントを取れませんでした。」とおっしゃった。あら、残念。

午後。
T社のFさんと一緒にK小学校へ向かう。K小学校は僕の母校。今から20年くらい前、遊びに励んだり勉学に励まなかったりした(?)、思い出の場所だ。
職員室に入って先生方とご挨拶すると、さすがに今は知っている先生は1人もいなかったけれども、僕が教わった先生の近況が聞けた。「あー、あの先生なら今は隣村の学校の教頭ですよ。」などなど。

挨拶を終えて職員室を出ると、すぐそばの壁にホワイトボードがかかっていたので、これは何だろうと足を止めた。見ると、それは陸上競技などの校内記録が書かれたものだった。記録保持者の名前、タイム、そして記録を出した日が書かれている。僕が小学生のときはこのホワイトボードは無かった。
そのホワイトボードをよく見ると、ほとんどが平成になってからの記録だったけれども、一箇所だけ、昭和63年の記録があることに気付いた。100m走の、女の子の部だ。かなりの年月がたっているのにまだ破られていないなんて、すごい。
その記録保持者の名前を見ると・・・、おっ、なんと同級生の姉だ!懐かしい名前だ。今も元気でいるかな。

感傷から抜け出して、仕事を再開。まず本を車から視聴覚室に運び、見やすいように陳列する。もちろん、うちの会社の本が目立つように並べる。
本を運ぶとき、すれ違う子供たちが「こんにちはー!」と挨拶してくれるのが嬉しかった。

視聴覚室で本のセッティングをしていると、3人の子供たちが入ってきた。掃除の時間になったらしい。
子供たちはFさんと僕を見て、少し舌足らずな口調で「おきゃくさまがいるからそうじしなくていいのかも。先生にきいてこよー。」と言って出て行った。
か、かわいい。先生の判断をあおぐなんて考えもしっかりしているし、いい子だ。
こういう学校の先生は毎日が楽しいだろうな。

続く。

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