映画「犬神家の一族」を見に行った、と打とうとしたら、初め「犬が三毛の」と変換された。
犬が三毛って・・・、脱力。

今日はこれだけ。

映画の話

2006年2月26日 映画
久しぶりに、映画の話。

今年に入って、映画を4本観た。
・博士の愛した数式
・The 有頂天ホテル
・ALWAYS 三丁目の夕日
・県庁の星
見てのとおり、話題になった(または話題になっている)映画をチェックしただけだけれど、どれも面白かった。以下、簡単に感想を書いておく。

● 博士の愛した数式
博士に向かって、大木こだまふうに「そんなやつおらへんやろ〜。」とつっこみたくなってしまった。でも、この映画をきっかけに数学が好きになる人が増えればいいな。
博士と家政婦さんとがお互いを想う気持ち・・・それがまっすぐに伝わってきて、いい。

● The 有頂天ホテル
さすが三谷幸喜。組み立てが実に緻密だ。計算されつくされている。評判通り面白かった。ところで、この中の歌が♪ドンキホーテ サンチョパンサ ロシナンテ アンドレ♪って聞こえていたんだけれど、アンドレじゃなくてand俺だったんだね。

● ALWAYS 三丁目の夕日
町並みや車を見て、当時の日本は本当にこんな様子だったんだろうなあと思った。どうやって再現したんだろう?
映像だけでなくストーリィもよかった。車の中のシーンで泣いた。万年筆を奪うところ。人の大事なものを奪うシーンには弱い。

● 県庁の星
何かをきっかけに主人公が変わっていくというのはよくあるパターンなんだろうなと思いながらも、楽しめた。



ところで、映画の手法で1つ気付いたことがある。それはシーンが切り替わるときのこと。
たとえば切り替わる前のシーンをA、切り替わるあとのシーンをBとすると、映像はAのままなのに音声だけが先行してBの音声が聞こえてくることがある。そして、少しタイムラグがあって映像もBになり、Bの音声と映像がピッタリ合う。そんな手法があるようだ。

この手法を使うと、観る人を「おや?」と思わせて、次のシーンへの興味を持たせることが出来る。と同時に、Aの最後の音声をかき消すことで、Aの余韻を生む効果もある。
ということなんだと思う。多分、きっと、おそらく。

戦国自衛隊1549

2005年6月27日 映画
アイスをかじりながら街を歩いていると、前を歩いていた高校生たちが「夏の思い出」を歌いだした。
夏がくーれば思い出すー はるかな尾瀬ー 遠い空ー♪

さわやかでいいね。一緒に歌いたくなってしまった。

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映画「戦国自衛隊1549」を観た。ここ何回か、映画を観に行っても感想を書く気になれないような映画ばかりで、ここに映画ネタを書かなかったけど、この映画はよかった。

的場一佐の率いる自衛隊の一隊が実験中の事故により、戦国時代へタイムスリップしてしまう。過去に飛ばされた的場一佐のたくらみにより歴史が変化し、現代に悪影響を及ぼし始める。的場の元部下の鹿島は現代を守るために、他の自衛隊員とともに戦国時代へ向かう・・・。

映像に迫力があったし、話のテンポもちょうどよかった。感動するセリフもあって思わず泣いてしまったりして、久しぶりに満足した。唯一の欠点は展開が読めることくらい。

戦国自衛隊1549のウェブページは下記↓
http://www.sengoku1549.com/pc/

さて、タイムスリップで思い出したことがある。
歴史好きの人と話をすると、生まれ変わるとしたらどの時代に生まれたいかなんて話が始まることがある。生まれ変わりはタイムスリップとは違うけど、本来の自分が生まれた時代と違う時代を生きるという意味では、まあ似たようなものだ。
ある人は戦国時代に生まれて成り上がりたいなんて言うし、またある人は平安時代の貴族になりたがる。江戸時代に生まれて畳職人になりたいなんて言い出して「それは現代でもなれるじゃないか。」と突っ込まれる人もいる。
でも、どうせ生まれ変わりについて考えるなら、どの時代に生まれたいかを考えるよりも、「自分はこの時代に生まれたいと思ったからここにいる」という方向で考えるほうがよさそうだよなあ。この時代に生まれたかった理由がさっぱり分からないのが難点だけど、ね。

2月20日

2005年2月20日 映画
映画「1リットルの涙」を見た。
脊髄小脳変性症という病気を背負った女性の話。
以前、この日記に洋画も見たいと書いたと思うけど、気付けばまたついつい感動出来そうな邦画を選んでしまっている。

この映画を観て少し泣いたが、やや期待外れだった。
主人公は純粋で素敵だったし家族や医者たちも魅力的だったけど、ちょっと意外性に欠けた。なんだか話が自然に進んで自然に収束したような、そんな印象。

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昨日、ある知人と会話をしていて、話が変な方向にこじれてしまった。

その知人はいいところもあるのだがドライすぎるところもあって、つかみどころのない人だった。僕のほうもその人の気持ちに応じて優しく出来たりいやな気持ちになってしまったり、お互い気持ちが一定ではなかったように思う。

昨日話をしたときは、お互いの気持ちが最低だったのだと思う。普通に話をしていたのだが、僕はその人の一言にカチンときて、ついに一言いわずにはいられなくなった。

すると、相手は気分を害してしまったらしい。
僕のほうはかなり慎重に言葉を選びつつ本音を言っただけで、別に後悔はしていないのだが、今後どのように接したらいいのかちょっと分からなくなってしまった。こちらから謝ることではないと思うし、相手次第か。

普通に接していた期間は約半年。それくらいの付き合いならば、そろそろけんかをしても不思議ではないと思う。ただ、相手がどう思っているか、それが問題だ。

今日はもう寝ます。
おやすみなさい。

約三十の嘘

2004年12月23日 映画
映画「約三十の嘘」を観た。
ある詐欺師集団が詐欺を成功させて大金を得るのだが、みんなで列車に乗って移動している間に、その大金の入ったスーツケースが無くなってしまう。誰かがお金を独り占めしようとしている・・・という話。

ほとんどのシーンが列車内。狭い空間で話が進む。役者は小道具をうまく使って動いていたけど(人に軽くつっかかって物を投げたり、じゃがいもでお手玉をしたり)、これがもしも座って会話をするだけだったら多分映画にならないんだろうなあ。制作者側の工夫が感じられた。

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今年は1ヶ月に一度くらいのペースで映画館に通った。
観た映画を列挙すると、こんな感じ(☆マークは泣いた映画)。

1月 半落ち(☆)
2月 解夏(☆)
3月 クイール
4月 列車に乗った男
5月 世界の中心で、愛を叫ぶ(☆)
6月 海猿(☆)
7月 スチームボーイ
8月 誰も知らない(☆)
9月 スウィングガールズ(☆)
11月 いま、会いにゆきます(☆)
12月 約三十の嘘

4月の「列車に乗った男」のみ洋画で、ほかの10本が邦画だ。外国の映画はどうしても感情移入しにくくて敬遠してしまうのだが、来年は洋画も積極的に観ようと思う。
映画「いま、会いにゆきます」を観た。
妻を亡くした男とその息子のもとに妻が帰ってくる、不思議な話。

例によって感動でボロボロと涙を流してしまったが、映画が終わって一歩外に出ると、そんなに泣くほどの映画ではなかった気がしてきた。
いい映画ではあったけど。
映画「スウィングガールズ」を観た。
ジャズに夢中になる女子高生の話。

面白かった。主人公がジャズの魅力に気付いてからの一直線ぶりがよかった。やりたいことに向かって頑張れる人って格好いい。
不満な点をしいて挙げるとするならば、都合のよすぎる展開があったのと、楽器を粗末にするシーンがあったことくらいか。でも、さわやかさと勢いとで最後まで楽しめた。

先生役の竹中直人もよかったし、使われている音楽もよかった。
そういえば、登場人物のせりふの中にジャズの名曲が入っているところもあるそうだ。僕はその曲は全く知らなくて、後になって「あのせりふは曲名だったのか。」と知った。こんな仕掛けも楽しい。
明るくて楽しい映画だった。

誰も知らない

2004年8月31日 映画
会社を休んで、映画「誰も知らない」を観に行った。
映画館はすごく混雑していた。平日の午後だというのに、この混雑は何だ?

この映画は実話が元になっている。
父親の違う4人の子供を残して、母親が出て行ってしまう。残された子供たちは学校へ通うこともなく、母親の帰りを待ちながら日常生活を営む。
始めは、母親の残していったお金で生活するが、足りなくなると父親たちに無心する。それも尽き、電気も水道も止められ、やがて公園でペットボトルに水をためたり、コンビニの処分品をもらいに行くようになる。

最初は、細かいところにも注目しながら観た。
髪の長さの変化を強調することで時間の変化を表しているのだなあ、とか、サントラで何度も聞いたGontitiの音楽はこんなふうに使われているのか、とか。
しかし、途中から悲しくなってしまって、細かいところはどうでもよくなった。

この映画の最初のシーンは、引っ越してきた母親が同じアパートの住人に挨拶回りをするところ。季節は晩秋か初冬だ。話が進み、翌年のお正月のシーンで涙腺のスイッチがオン。
子供たちのけなげさ、孤独感、みじめさを観て自然に涙があふれた。ろくでなしの母親への苛立ちも感じられた。

長男役の柳楽優弥は表情豊かだった。ただそれが、演技がうまいということなのかどうか、僕には分からなかった。役者はみんなこれくらいの演技をするような気もする。たぶん、目の肥えた人には違いが分かるのだろう。

今年に入って、月に1度のペースで映画館に足を運んでいる。映画を観るたびに泣いているような気がして数えてみたら、泣いたのは8回中5回だった。
涙腺ゆるゆる。

海猿

2004年6月20日 映画
映画「海猿(うみざる)」を観た。

海上保安庁所属の潜水士を目指し集まった14人の男たちの物語。主人公はその中の仙崎という男(伊藤英明)。仲間との助け合いなどを通して成長していく。
感動あり、笑いあり、恋愛ありと、いろいろな要素が詰まっている。ややもすると中途半端になりかねないが、うまくバランスをとってあって、楽しんで観ることが出来た。
前半はコミカル色が強く、後半は一転してシリアス色が強い。

原作は漫画らしいが、僕はその漫画を見たことがないので、比較は出来ない。
映画だけの感想だけど、全体的にエネルギィにあふれている感じで良かった。ちょっとじじむさい言い方になるけども、若々しい訓練生がたくさん集まれば、自然とああなるんだろうなあ・・・、自分の学生時代(=学生寮で生活していた頃)を思い出した。

ラストでは、続編のあることをほのめかしていた。もしも続編があるのだとしたら、それも見に行くだろう。

最後に、これは映画の内容とは関係ないことだけど。
隣に座った見知らぬ女性が、上映開始後10分で居眠りを始めてしまった。思わず心の中で、「海猿を見に来て、何も見ザル聞かザルかいっ。」とつっこんでしまった・・・。
映画「世界の中心で、愛をさけぶ」を観た。大沢たかお主演のラブストーリィ。
結婚が近い朔太郎(大沢)と律子(柴咲コウ)。2人が新居へ引っ越すその日、律子は書き置きを残し、四国へ行ってしまう。
律子を追いかけて、朔太郎も四国へ行く。四国は朔太郎の故郷で、初恋の相手である亜紀(長澤まさみ)との思い出がつまった場所だった。

高校時代の朔太郎(森山未來)と亜紀のやりとりが非常にせつない。青春そのものという感じ。
人を想う気持ちや、主人公の成長に心を打たれた。大きな声では言えないけど、映画を観ながら泣いてしまった・・・。

海がきれいに見える街が主な舞台で、映像美も感じた。「解夏」を観たときもそうだったし、松島へ行ったときもそうだったけど、きれいな海はいいなあ。

いい映画だった。映画館の出口で思わずサントラを買ってしまったよ。

渋谷をうろうろ

2004年4月17日 映画
渋谷まで映画を見に行った。題名は「列車に乗った男」。

男二人の奇妙な友情を描いたフランス映画である。
一人は、退職したフランス語教師のマネスキエ。狭い田舎町で孤独な生活を送っている。
もう一人は、列車でふらりと町へやってきたミラン。無口な男で、暗い雰囲気を漂わせる。

この二人が偶然出会い、ミランはマネスキエの家で3日間生活することになる。そこで交わされる会話の数々。詩について、音楽について、などなど。お互いに心境の変化が芽生えるが、やがて、運命の土曜日がやってくる・・・。

色調も、使われている音楽も、全体的に暗い映画だった。
唯一、マネスキエがジグソーパズルを組み立てるシーンだけ明るいピアノの音楽で、しかしそれがむしろ全体の暗さを強調しているように見えた。こういう映画もアリだな。
ラストシーンの、哀愁漂う目が何とも言えなかった・・・。

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せっかく渋谷まで来たので、ちょっとタワーレコードに寄ってみた。
お目当ては吹奏楽コーナだ。

しかし、吹奏楽のコーナでいくつかCDを手に取ってみると・・・、わ、わからん・・・。曲名や作曲家を見ても知らないのばかり。どれがどんな曲なんだろう?
唯一、スウェアリンジェンだけは予想がつくけど。A-B-A形式でA部分はAlleglo。そして最後の和音はE♭Majorだろうな、きっと。

そういえば、ここんとこ吹奏楽を全然聞いていなかった。この夏は普門館に行こうかしらん。

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本屋にも寄った。
買ったのは司馬遼太郎の「世に棲む日日」(日々じゃなくて日日が正しかった)。全4巻まとめ買い。
それと、清水義範の「目からウロコの教育を考えるヒント」。
読みたい本が溜まってきた。

やりたいことが多いと、日記を書く時間がついつい短くなってしまう。無理して毎日更新することもないかな。
映画「クイール」を見てきた。
実在した盲導犬の一生を描いた映画だ。

1月に「半落ち」を見て泣き、2月に「解夏」を見て大泣きしたが、今回の「クイール」は全然泣けなかった。やっぱり、犬に感情移入するのは無理がある。
もうちょっと伏線を張っておけば、もっと感動出来たんだろうけど、ストーリィは脚色が全然ないまま進められている印象で、それが物足りない。
内面に訴えかける工夫がもっとあってもよかった気がする。

出てくる犬はかわいかったし、熊のぬいぐるみも欲しくなってしまったが、僕の求めていたのは感動であって、「カワイイもの」ではない。
犬好きな人や、カワイイものが好きな人なら多分楽しめると思われる。

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帰りに図書館に寄った。
借りたのは3冊。

・「バスクとスペイン内戦」狩野美智子
・「四間飛車の急所1」藤井猛
そして、
・「しまね図鑑(島根PR読本)」

最後の1冊は、別にウケを狙ったわけではなく、ちゃんと目的があるんだけど、それを話すのは明日。
本当はもう1冊、東野圭吾の「ゲームの名は誘拐」も前々から借りたいのに、いつ行っても貸し出し中だ。予約しないとダメだな。

今日は忙しかったし、日本がバーレーンに負けて、やる気ないので、この辺でおしまい。

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