年末・年始は群馬に帰ることにした。この時期は毎年1週間くらい休めるので、それならどこかへ出かけちゃおうかな、なんて思うのだけれど、今年に限ってなぜか素直に親の顔が見たくなった。
よく、知り合いがあきれた口調で「お前の親の顔が見てみたい」などと僕に言うが、僕も自分の親の顔が見たくなってしまった。

実家は退屈なところだ。自分の部屋にいても、家の周りをうろついてみても。
僕の部屋には何もない。せいぜい、昔読んだ本や雑誌が山積みになっているだけ。テレビはないし、パソコンもない。高校生のころはよくラジオを聞いていたが、しかし今は調子が悪くてノイズばかり。さらにいうと、そのラジカセはCDを入れるところがあるが、それも聞けない。ラジカセは頑張ってCDを読み取ろうとするようなそぶりを見せるものの、ちょっとだけCDを回してすぐに諦めてしまい、エラーの表示をするのだ。しっかりしてくれえ、と言いたくなる。

家の外はこれまた何もなく、有意義な時間を過ごせるようなものはない。読みたい漫画があっても漫画喫茶なんて全然ないし、また、買い物をしようにも市内で唯一のデパートは簡単につぶれる。今はその建物にどんなテナントが入っているのか想像もつかない状態だ。
家の外といえば、近所に住む子供たちは道路の真ん中にカマクラを作ってしまうことがある。その子たちに「ここにカマクラ作ったら危ねえべ。車来たら、どうするんさ?」と注意するくらいしかやることがない。

例年、実家へ戻るときは少しは工夫をして厚めの本を持ち帰ったりしている。しかし、帰る電車の中で読みきってしまうこともあった。
今年はいったいどうやって過ごそう?親の顔を見たくなったといっても、1週間ぶっつづけで見つめるのはきついぞ。
本を大量に持っていくか・・・。

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