阿蘇その3 火口へ
8月21日、月曜。台風は北のほうへ抜けて、この日以降暑い日が続く。

この日は阿蘇山の山頂へ行ってみた。
バスでゆっくりと阿蘇の中腹を上がっていく。阿蘇山のふもとや中腹の辺りは草千里ヶ浜と呼ばれる。文字通り草原が広がり、あたりに馬や牛が放し飼いされている。
自分が普段生活しているところと全然違い、ああ、こういうところも落ち着くな・・・と思った。
バスの乗客はみな阿蘇駅の近くで乗った人ばかりで、それ以降のバス停で乗ってくる人は全然いない。バスはときどき時間調整で止まり、そのたびに運転手さんは「○時○分に出ますので、それまで自由に外に出ていいですよ。あっ、写真撮ってあげましょうか?このあたりも景色がいいです。」なんて乗客に言ってくれた。
大観峰へ行くときの運転手さんも、阿蘇山へ行くバスの運転手さんも、話好きで優しかった。素晴らしきかな産交バス。

阿蘇山西駅というバス停でバスを降り、ロープウェイに乗り換え。いよいよ火口へ。
わくわくしながらロープウェイを降りると、いきなり硫黄のにおいがした。おおお、さすが火山。
火山活動が活発な日は、火口の周りは立ち入り禁止になるらしいけれど、この日は無事、見てまわることが出来た。

火口のあたりは砂千里ヶ浜と呼ばれる。火山灰の影響でほとんど植物が育たず、砂や石ころばかりだ。
火口は見てのとおり、きれいなエメラルドグリーン。これは、二酸化炭素や二酸化硫黄など、火山ガスの成分が水に溶け込んでいるため。
そのきれいなエメラルドグリーンの中から噴煙が立ちのぼる。

続く。

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