靴屋にて

2005年11月28日
今日は新しい靴を履いて出社した。

僕はシンプルなものが好きだ。いつもなら会社用の靴は黒一色で、なるべく飾り気のないものを履いていたのだが、今日のは違う。
まず、色が茶色だ。そして紐が付いている。いつもなら紐は無い。
さらに、よく分からない穴が何箇所も開いている。
うわー、この靴、自分らしくないことこの上ない。でも、似合わなくはない(と思う、多分)。いつもと違うものを履いてみたかったので、これでいい。

その靴は昨日買った。
靴屋の棚でそのタイプを見つけ、その26.5cmを持ってきてほしいと店員さんに頼んだ。すると店員さんは僕の足を見て、「6.5じゃ大きすぎるんじゃないの?」と言った。馴れ馴れしい口調だった。

店員さんは奥へ引っ込み、26.5cmと26cmを持ってきた。26.5のほうを履いてみるとブカブカで、次に26を履いてみるとピッタリ。
「ほら、言ったとおりでしょ?」
店員さん、得意気だ。

やっぱりプロは違うなあ。そういえば、靴屋さんはどんな靴を履いているんだろう?そう思って店員さんの足元を見てみた。
店員さんの靴はよく手入れされた革靴だった。ピカピカに磨かれている。新品というわけではなさそうだが、少々使い込まれたくらいが味があっていい。

一方そのとき僕が履いていた靴は灰色一色で、少し土がついて汚れていた。ううっ、なんだか恥ずかしい。やっぱりちゃんとした靴を履いたりして、この店員さんみたいに足元にも気を使うか。靴の知識も増やしたほうがよさそうだ。
店員さんはそんな僕の気持ちを知ってか知らずか、靴を光らせて立っている。僕とは雲泥の差だ。

僕は文字通り店員さんの足元に及ばないのであった。

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