群馬(4)

2005年8月20日
群馬論、続き。

今日は群馬の食文化について・・・と思ったのだが、考えてみると、他の都道府県と大きな違いがあるわけではない。
名産品として下仁田こんにゃくが有名だけども、名産品イコール食文化というわけではないしなあ。

しいていうなら味噌を好む人が多いようだ。たとえば、フランスパンに味噌を挟んで味噌パンを作った人がいて、これが好評。
また、おまんじゅうに味噌を塗って焼いた、焼きまんじゅうがうまい。
給食で出たサバの味噌煮もおいしかった。海無し県でもおいしいお魚は食べられる。サバはとてもやわらかく、味噌はやや甘い味がついていて・・・って、これは群馬論というより僕の好物を語っているだけだな。

話を群馬に戻そう。
給食で、学校のことを思い出した。
群馬の学校では授業が始まるときに日直がこんな号令をかける。
「起立。注目。礼!着席。」
注目という一言で先生のほうを向くので、生徒は「起立」の掛け声のときにわざとそっぽを向いて立ち、「注目」で大げさに先生のほうを向く。「注目」という一言があるのは群馬だけだが、生徒も教師もこれが当たり前だと思っている。
他県と違ってこんな号令があるということは、群馬の教師たちは注目されないくらい影が薄いということだろう。
(↑この段落を書いていてちょっと不安なんだけど・・・、ねえ、本当に他の県では「注目」って言わないの?)

群馬では、子供たちはみな上毛(じょうもう)カルタというものを覚えさせられる。これは群馬の名所や著名人を詠みこんだカルタで、一例をあげると「ひ」は「白衣観音 慈悲の御手(みて)」、「ほ」は「誇る文豪 田山花袋」・・・だが、子供たちはふざけて「誇る文豪あたま硬い」という。文豪も形無しだ。
面白いのは「ち」の「力あわせる二百万」。200万というのは群馬県の人口だが、それ以前は「力あわせる百八十万」や「力あわせる百六十万」だった。この札は群馬の人口が増加するにつれて書き換えられるのだ。札を勝手に書き換えるなんて、きっちりしているのかいい加減なんだか、よく分からない。
群馬の子供たちはこのカルタによって郷土愛を植えつけられ、大人になっても常に故郷を気にかけるようになる。

こうしてグンマニアン人は故郷への愛をはぐくむのである。

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うーん、もっとぶっとんだ群馬論にするつもりだったのに、結局事実しか書けなかった。ちょっと不満。

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