昔のネタ帳から、コントを
2005年7月7日今日は6人で昼御飯を食べた。この昼食会の目的をあえて固く言うと、ある部署の労働実態調査だ。
実情を聞いて、悲しくなってしまった。
今日も相変わらず咳が出る。ということで、手抜きして昔のネタ帳からコピィペーストして寝ます。多少、書き換えた部分もあるけど。
うーむ、昔の自分は何が楽しくてこんなコントを書いたんだろう?謎だ・・・。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
7月7日。言わずと知れた七夕の日だ。
彦星と織姫が会う日と言えばロマンティックに聞こえるが、彦星にとっては、実はとても大変な日なんじゃないかな、と僕は想像している。
なぜならば。
この日は日本中の人が彦星に向かって願い事をするのだ。
その願い事の数は何十万、何百万になるに違いない。ラジオの売れっ子DJが目を通すハガキだって、こんなにたくさんにはならない。
そして、願い事だって、かわいいものだけとは限らない。どうやったって叶えられない願いも存在するだろうし、また、とんでもない願い事だってあるだろう。
七夕祭りに浮かれていないで、彦星の立場に立ってちょっと考えてみよう。
彦星はそっと溜息をついた。
はぁ、今年もこの日が来てしまったか。織姫と会えるのはいいんだけど、毎年毎年願い事を叶えるのが大変だ。今年は叶えやすいお願いばかりだといいんだけど。
まず一枚目の短冊に目を通す。
「かけっこが早く走れますように」(小学生・女)
ふむふむ。よくあるお願いだ。こういうのは成長すれば足が速くなるのだから特に何かをする必要は無いだろう。次の短冊を見よう。
「ラーメンを食べるとき、眼鏡が曇りませんように」(27歳・男・痩せ型)
これは一見ささやかだが、無茶である。
「っていうか、あたしー、カレシとチョーラブラブだしー、ずっとつづけばいいなーって感じ」(10代後半・女性)
・・・。ほっとこう。
次の短冊には、字がびっしりと書き込まれていた。かなりの達筆である。
「私、とある会社で中間管理職をしております。部長には小言を言われ、部下はヤル気のないやつばかり。毎日毎日とても大変です。
特にイヤなのが今年で入社5年目になる、とある男。仕事は出来ないくせに女子社員にはもてる。全く、何であんな奴がいいんだろうと思います。
こいつは金色に染めた髪型を格好いいと思っているらしく、やたらと私の前で髪をかき上げるのには閉口します。私の髪は減少中だというのに、これ見よがしに。最近の若い奴ときたら。」(50代・男性)
書くスペースがここで終わってしまい、文章はここで途切れている。
次の短冊に行こう。
「さて、髪のことは余談として、」
さっきと同じ筆跡である。
うわー、短冊1枚に収まらなくて、2枚に分けたんだ。
「実は、仕事のことよりも、私の家族を何とかしてほしいのです。
妻は私をずっと無視していますし、母はこの前おかしな壷を買わされてしまいました。娘は家に帰って来ないでフラフラしています。息子はこの前バイクを盗んで捕まりました。娘も息子も子供のときは素直でかわいかったのに。全く、どうしちまったんだ?誰か、誰か俺の家族を返してくれーーーーー。」(50代・男性)
疲れを感じた彦星は、休憩することにした。
はぁ、今年は特に願い事が多いなあ。来年こそは、短冊の数が減ってくれますように・・・。
彦星も知らず知らずの内に願い事をしているのであった。
実情を聞いて、悲しくなってしまった。
今日も相変わらず咳が出る。ということで、手抜きして昔のネタ帳からコピィペーストして寝ます。多少、書き換えた部分もあるけど。
うーむ、昔の自分は何が楽しくてこんなコントを書いたんだろう?謎だ・・・。
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7月7日。言わずと知れた七夕の日だ。
彦星と織姫が会う日と言えばロマンティックに聞こえるが、彦星にとっては、実はとても大変な日なんじゃないかな、と僕は想像している。
なぜならば。
この日は日本中の人が彦星に向かって願い事をするのだ。
その願い事の数は何十万、何百万になるに違いない。ラジオの売れっ子DJが目を通すハガキだって、こんなにたくさんにはならない。
そして、願い事だって、かわいいものだけとは限らない。どうやったって叶えられない願いも存在するだろうし、また、とんでもない願い事だってあるだろう。
七夕祭りに浮かれていないで、彦星の立場に立ってちょっと考えてみよう。
彦星はそっと溜息をついた。
はぁ、今年もこの日が来てしまったか。織姫と会えるのはいいんだけど、毎年毎年願い事を叶えるのが大変だ。今年は叶えやすいお願いばかりだといいんだけど。
まず一枚目の短冊に目を通す。
「かけっこが早く走れますように」(小学生・女)
ふむふむ。よくあるお願いだ。こういうのは成長すれば足が速くなるのだから特に何かをする必要は無いだろう。次の短冊を見よう。
「ラーメンを食べるとき、眼鏡が曇りませんように」(27歳・男・痩せ型)
これは一見ささやかだが、無茶である。
「っていうか、あたしー、カレシとチョーラブラブだしー、ずっとつづけばいいなーって感じ」(10代後半・女性)
・・・。ほっとこう。
次の短冊には、字がびっしりと書き込まれていた。かなりの達筆である。
「私、とある会社で中間管理職をしております。部長には小言を言われ、部下はヤル気のないやつばかり。毎日毎日とても大変です。
特にイヤなのが今年で入社5年目になる、とある男。仕事は出来ないくせに女子社員にはもてる。全く、何であんな奴がいいんだろうと思います。
こいつは金色に染めた髪型を格好いいと思っているらしく、やたらと私の前で髪をかき上げるのには閉口します。私の髪は減少中だというのに、これ見よがしに。最近の若い奴ときたら。」(50代・男性)
書くスペースがここで終わってしまい、文章はここで途切れている。
次の短冊に行こう。
「さて、髪のことは余談として、」
さっきと同じ筆跡である。
うわー、短冊1枚に収まらなくて、2枚に分けたんだ。
「実は、仕事のことよりも、私の家族を何とかしてほしいのです。
妻は私をずっと無視していますし、母はこの前おかしな壷を買わされてしまいました。娘は家に帰って来ないでフラフラしています。息子はこの前バイクを盗んで捕まりました。娘も息子も子供のときは素直でかわいかったのに。全く、どうしちまったんだ?誰か、誰か俺の家族を返してくれーーーーー。」(50代・男性)
疲れを感じた彦星は、休憩することにした。
はぁ、今年は特に願い事が多いなあ。来年こそは、短冊の数が減ってくれますように・・・。
彦星も知らず知らずの内に願い事をしているのであった。
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