4月5日

岩手の話をするのに2週間もかかってしまった。気付けばもう4月。この時期はラジオやテレビの番組が改編される時期だけど、僕の好きなラジオ番組はほとんどが改編期を乗り切れずに終了・・・。ま、いつものことだ。

この2週間の間にいろいろあった。その中で、今日は野球部の活動について書いておく。

3月の下旬に野球部の活動が再開された。岩手に行っている間に行われた練習は休んでしまったが、それ以降の活動には楽しく参加している。
おととい、試合があった。場所はT駅の近くの野球場。一打席だけ打たせてもらったが、非常に感慨深いものがあった。というのは、その野球場はあこがれの場所だったからだ。

今からちょうど5年前東京に出てきて、さまよっていた頃、山手線から見えるある野球場が気になっていた。初めて見たときはたしか夕暮れ時だったと思う。その日はよく晴れた日で、赤い夕焼けをバックにしたその野球場はとても美しかった。

またあるときは夜だった。ナイトゲームが行われているのであろう、ライトでまぶしく照らされた野球場を電車の窓から見るのは、当時スポーツをやらなかった僕でもなぜかわくわくした。

そのあこがれの野球場で、自分がこうして打席に立っている。今までとは正反対の視点で、通り過ぎる電車を野球場から見ている。初めてこの球場を見た日は自分がここで打席に立つなんて思いもよらなかったのに。

今から5年後、もしかしたら想像もつかない場所に到達しているかもしれない。
そんな淡い期待をいだいた。