仕事の話、その2

2004年12月8日
仕事の話、その2。
昨日の続き。
この仕事をする上で、困難なことは2つある。
1つは機械の問題。僕が営業している試験はコンピュータを使うもので、CD-ROMやフロッピィディスクを使用する。なので、コンピュータの環境や設定によってはエラーが起こって試験が行えないことがある。今まで何度か試験を受けてくれた大学でも、OSのバージョンアップをしたり、セキュリティシステムを構築したりすると、試験システムが動作しないことがある。エラーが起こると密かにヤル気が出てきたりするのだが、もともと知識の無い人がヤル気を出しても解決するとは限らない。
エラーが起こる確率はものすごく低いのだが。

この試験を動かすシステムについては、くやしいことに僕にはよく分からない。なんとなくイメージしている、という程度。いろいろな人にシステムについて説明してもらったのだが、DLLファイルがどうとか、レジストリの書き換えがどうとか言われるとついていけない。
エラーが起こったときの対処マニュアルを一応持っているが、そこに記載されていないエラーが起こったら試験屋さんに問い合わせるしかない。
この問い合わせがなんとも言えずむなしい。自分の頭で考えることが無く、試験屋さんの指示をそのままやってみるだけで、これってなんだか子供のお使いみたいだなあ、なんて思ってしまい、無力感にかられるのだ。

困難なことのもう1つは、大学も試験屋さんも、それぞれの立場でガンガン主張してくる、ということ。
大学は「こんな試験システムはおかしいよ。システムを作り直してくれ。ところで、受験者数の確定についてはもうちょっと待ってくれ。」と言う。
試験屋さんは「試験システムについては直す気はありません。新たに作るとなると費用も時間もかかりますし、今のままでもエラーが起こる確率は低いんですから。ところで、受験者数は早く教えてください。そうしないと資材の準備が出来ません。」と言う。
この間に立つ僕は気弱+無器用+不慣れの三重苦をかかえ、板挟みになってストレスを溜め込み、オロオロする。
今はドツボを抜けて、こちらも多少は強気にいかないと仕事にならないなあ・・・なんて思うようになったけど。

さて、この試験を何度か受けてくれている、ある大学で問題が発生した。

続く。

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