イタズラ心で

2004年7月28日
ボスに暑中見舞いのメールが届いた。イラストの入った、かわいいメールだ。差出人は、以前われわれと同じグループで働いていたTさん。

そのメールが届くと、ボスは早速、僕を呼びつけた。ちゃんと返事を送りたいのだが、Tさんからもらったメールのようにグリーティングカードで返信したいのだという。

ボスは僕にパソコンを使わせるために自分の席をゆずり、ボス自身は椅子を持ってきて僕の隣に座る。で、ディスプレイを見ながらいろいろ要望を言ってくるので、それに沿って進めていく。
「まむ、Tさんだったらひまわりのイラストがいいな。」「あー、いいですねえ。」などと話しながらカードを決定。文面のほうはボスが口で言うので、それを忠実にキーボードで打ち込んでいく。

元・同僚相手のメールとはいえ、これってボスの私信だよな。つ、つまらん・・・。
少しふてくされながらメールを書いていたら、イタズラしたい気持ちが急に湧いてきた。
よし、ちょっと自己主張してみよう。
ボスがディスプレイを眺めて推敲をしている隙に、勝手に一文だけ付け足すことにした。

ボスの言った「お暇なときにでも会社へ遊びに来てください。」の後に、「まむ君もあなたに会いたがっているようです。」と打ち込む。手早くそれを入力して、黙ってボスのほうを見ると、ボスは苦笑いして「うん、別にそれがあってもいいよ。」と言うので、遠慮なくそれで送信した。

Tさんはわれわれと同じグループにいたから、このグループのことをよく知っている。
Tさんはボスがメールを苦手にしていることも知っているし、ボスの代わりに僕がメールを送ることがあるということも知っている。だから、真の送信者に気付くかもしれない。
もし気付けば、「まむ君もあなたに会いたがっているようです。」の一言でニヤリとしてくれるのではないかと思う。
ボスが書いたものだと思ってしまったら、あまり面白くないな・・・。

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