清水義範が出演した「爆笑問題のススメ」を見た。
見るのが楽しみで楽しみで、番組が始まる数分前からテレビの音量を大きくしたり、眼鏡を磨き始めたりと、やや落ち着きをなくしてしまったのはここだけの秘密だ。

この「爆笑問題のススメ」という番組は、30分の番組で、前半は毎週作家をゲストに招いて、爆笑問題や眞鍋かをりとトークをする。中には、作家と呼ぶには苦しいようなゲストもいるけど。
後半は太田が時事ネタをいろいろと話す「今週のあとがき」である。
この番組について、詳しくはこちら↓
http://www.stv.ne.jp/tv/susume/index.html

この番組はサブタイトルがゲストに合わせて毎週変わる。昨日は清水に合わせて「国語って何?のススメ」だった。
清水がゲストならば、パスティーシュありジュブナイルありでいろんな話が聞けそうだと思うが、この番組では国語学習をメインテーマにしていた。たしかに、これが一番普通の切り口だろうなあ。

まずは、清水の著作「国語入試問題必勝法」の紹介から番組スタート。これは、吉川英治文学新人賞受賞作だが、それには触れずに、内容紹介や、この本にまつわる裏話から始まった。

僕は清水オタクであるが、テレビで清水を見るのはこれでやっと2度目。1度目はたった一言しゃべるのを偶然目にしただけで、話をちゃんと聞くのはこれが初めてだった。
清水の話し方を聞いて思ったのは、うーむ、この人は自分で書いているエッセィ通りの人だなあ、ということ。真面目で、皮肉を言うときも根底の温かみを失わず、分かりやすく話す。
清水の著作の巻末で、某解説者が冗談混じりに「清水は真面目過ぎる変人」などと書いていたが、なるほど、そうかもしれない。

爆笑問題の2人も、眞鍋かをりもよかった。太田は国語のテストの受験者の気持ちをよく代弁していて、それに対して清水も話しやすそうだった。眞鍋も自分の作文を読むときにちょっと照れたりするところがよかった。
この番組はたまに太田が眞鍋にセクハラ発言をして、見ているこちらとしてはひいてしまうことがあるのだが、今回はそれが無かったのも良し。

残念だったことといえば、時間が短すぎたことくらい。正味十数分では、少し不満が残る。番組の時間が決められているんだから、文句を言ってもしかたないけど。

この番組全体を通して、清水が著作通りの人であることが伝わってきて、満足した。これからも陰ながら応援を続ける予定。

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