鹿児島(2)

2004年5月23日
(昨日からの続き)
翌日(5月19日)。天気はやっぱり雨。この日は僕は仕事がなく、東京へ帰るだけだったので、あえて遅い時間の飛行機に乗ることにした。離陸の時間まで目いっぱい遊ぶのだ。

まずは桜島へ行くことにする。ホテルからフェリー乗り場までてくてくと歩き、フェリーで桜島へ。天気がよければ雄大な桜島が見られるはずなのに、厚い雲のせいでぼやけてしまって、ちょっともったいなかった。

桜島でフェリーを降りると、すぐ横に町営の観光バス乗り場がある。この観光バスは桜島を3時間くらいかけて1周する。そのバスに乗るとガイドさんが1人いて、桜島の見所を説明してくれる。
この日、バスに乗った観光客は僕を含めて5人。平日の午前中だからこんなものだろう。このバスは乗客が1人でもいれば運行するそうだ。

バスに乗るとまず、アンケートとさつまいもキャラメルを手渡される。このキャラメルは、パッケージによると「鹿児島県産の良質のさつまいもをたっぷりと使用した食物繊維入りのソフトなキャラメルです」とのこと。早速食べてみると、普通のキャラメルと違って、いもだ。いもの味がする。甘いものが好きな人にはお勧め。

バスが走り出してすぐ、左側に墓地が見えた。桜島のお墓は、墓石ひとつひとつに必ず屋根がある。火山灰対策だ。こんな発見がなんとなく面白かったりする。
火山灰の影響は他にも見られる。たとえば、道々にある避難壕がそれだ。避難壕はコンクリート製の建物(といっても壁と屋根しかない物)で、大きな噴火があったらそこへ逃げ込む。これも桜島独特の物だろう。

この観光バスで見たスポットは、以下のページのコース案内の通り。
↓桜島観光バスのページ
http://www.sakurajima-ferry.jp/sightseeing-bus.html
どのスポットも面白かったし、また、みんな親切にしてくれた。桜島の特産品について丁寧に説明してくれたり、試食させてくれたり。桜島大根のお漬物とか、いも焼酎とか。いずれも美味なり。大満足。

そんな中、特に印象に残ったのは黒神埋没鳥居だ。
元々は普通の鳥居だったのだが、噴火の影響で埋もれてしまったそうだ。

桜島は修学旅行中の小学生がたくさんいて、僕とすれ違うたびに「こんにちはー!」と声をかけてくれた。最初は僕に挨拶してくるとは思わず、とまどっているうちにすれ違ってしまった(ごめんよ)。でも2人目以降には僕も負けずに胸を張って「こんにちはー!」と返せた。
すがすがしくて気持ちよかったよ。


桜島を一周した後は、またフェリーで戻り、昼食を摂ることにする。
お昼ご飯を食べる場所はあらかじめ決めてあった。天文館のラーメン屋「こむらさき」だ。ボスが強力に推していたので、ぜひ行ってみたかった。
場所は人に聞いたらすぐに分かった。有名なお店らしい。
入ってみると、メニューが少なくてびっくり。ラーメン、ラーメン大盛り、他に飲み物が3つか4つ。え、これだけ・・・?でも何を注文するか迷わずにすむとも言える。

出てきたラーメンは、麺がすごく細かった。そうめん並みの細さだ。また、スープも独特で、ちょっと分類不可能。しょうゆでも味噌でも塩でもない。
あとで調べたところによると、一応とんこつということになるらしいが、普通はとんこつといったらこってりとしていて、白く濁っていると思う。こむらさきのスープはあっさりで、あまり濁っていなかった。
不思議なおいしさだった。

食事を済ませたのち、商店街でお土産のかるかんを買い、続いて西郷隆盛像を見に行った。高さは何と8メートル。
軍服姿で、どっしりと構えている。なかなかの迫力だ。
記念写真を撮る人が多いみたいだが、僕はカメラを持ち歩かないので、眺めて、それで終わり・・・。

他にも見たいところはあったけど、そろそろ空港へ行かなくちゃいけない時間になってしまった。
鹿児島市街から空港へは距離があって、高速バスを使うのが一番便利なようだ。バス乗り場は分かりやすい場所にあって、迷うこともなく無事に東京へ帰ることが出来た。


天気が悪かったことを除けば、楽しい旅行、じゃなくて出張だった。
この出張を今後の仕事に生かせれば、また遠出が出来るかもしれない。仕事ももうちょっと頑張らないとな・・・。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索