イラクの話

2004年4月9日
今朝、起きてまず新聞を見たら、衝撃の記事が目に飛び込んできた。
イラクの武装グループが日本人を誘拐し、自衛隊の撤退を要求。日本はそれを拒否。

このニュースには本当に驚いた。
イラク人よ、落ち着け。頼むから手荒なことはしないでくれ。
平和的な解決へ向けて、何か手段は無いものか。

この問題について、武装グループの卑怯な手段が批難されるのは当然のことだが、しかし、それについてだけ考えればいいものではないと思う。アメリカの戦争・占領が是か非かという問題をセットにして考えなければいけないし、厳密に考えるならば、それ以前の中東とアメリカの関係についても考えなければならない。
この事件について単純な構図で論じても、おそらく何も出てこない。
中東とアメリカの歴史的な関係について、テレビとかで報道してくれればいいのに(もちろん、中立な報道姿勢で)。

日本がアメリカに協力しなければいけないのかどうかというのも重要な問題だ。
派遣を決めた理由は、国際貢献とかアメリカに大義名分があるとかだが、これはこじつけにしか聞こえない。本当の理由が別にあるような気がしてならない。日本の政治家がいちいちアメリカの顔色をうかがう理由・・・、教えて、偉い人。
(恥ずかしながら勝手に推理すると、経済上の理由のような気がする。アメリカが日本製品を輸入しなくなったり、アメリカの物が日本に入ってこなくなったりしたら、日本の経済が成り立たなくなるとか、その辺が理由だろうと思う。でも素人考えで全然自信ない。)

日本政府やアメリカのやっていることを見ると、ちょっとどうかと思ってしまう。日本の政治家がテロに対して毅然とした態度をとるのは立派だけど、アメリカに対しても毅然とした態度をとってほしい。

でも今はそれよりも誘拐された日本人の無事を祈るしかない・・・。

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