清水義範の「もうなつかしい平成の年表」を読み終わった。
これは小説ではなく、何年の何月何日に何があって、ということを記録したものだ。平成元年から平成11年まで、約10年分のニュースをまとめて読むような感じ。
ところどころ清水の感想が書かれているが、彼の意見が強く主張されるということは無い。

これを読んでも、残念ながら大した感想を持てなかった。「ああ、こんなことあったあった。」とか、「この頃、自分は何をやっていたっけ?」とか、その程度。
日付順に書かれているため一つ一つのニュースに関連性があまりなく、深くつっこんで考えるのを難しくしてしまうのだ。
清水は表現を工夫して、まとまりを持たせようとしてはいるが、日付順だからどうしても話が飛ぶ。
逆に、日付順という制約がある中で良く書けている、と言えなくもない。

うーむ、私淑する作家だから大いに持ち上げたいところなんだけど、今日の感想文は歯切れが悪くなってしまった・・・。
もしかしたら、爆笑問題の「日本原論」のシリーズと併読すると、この本も面白いかもしれない。

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現在読みかけなのは西澤保彦の「解体諸因」。それと、買ったまま手つかずになっている、森博嗣の「今夜はパラシュート博物館へ」。
でも「もうなつかしい平成の年表」と「ゲームの名は誘拐」を図書館に返しに行くと、ついつい別の本を借りちゃって、手持ちの本を読むのは後回しになってしまうんだよなー。
次に図書館に行くのは、今度の土曜日になりそう。まだ1冊も読んだことの無い司馬遼太郎を読んでみたいと思う今日この頃。

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